木灰から作る沖縄そば「とらや」~那覇空港からすぐ行ける人気店

2018.09.01

5月に宮古島に行った際、那覇空港で乗り継ぎの飛行機までに時間があったので、沖縄そばを食べに行くことに。

那覇空港の中にもいくつか沖縄そばが食べられる店が入っていますが、せっかくなのでゆいレール(沖縄のモノレール)に乗って、前から気になっていた「とらや」というお店に行ってきました。

※記事内の情報は2018年5月時点のものです。

那覇空港からゆいレールで4分+徒歩で行ける便利さ

赤嶺駅から直進
赤嶺駅から直進!

とらやがあるのは、ゆいレール那覇空港駅を出てすぐ次の赤嶺駅(所要時間約4分)で降りて、そこから5~6分ほど歩いたところ。

赤嶺駅からは瀬長島への無料シャトルバスも出ていますが、バス乗り場とは反対側の歩道を、ゆいレールの進行方向に沿ってそのまま歩いて行くとたどり着けます。

ガストの看板から左折
ここで左折。

ガストの看板が見えたら左折!

木灰そば とらや
ありました!

白地に黒文字のシンプルな看板に木の扉。外観は簡素ですが、店内はすごく綺麗で快適です。

特徴は伝統的な製法の「木灰そば」

とらや店内

とらやの沖縄そばのポイントは、なんといっても「木灰そば」であるということ。

木灰(もくはい/もっかい)とは文字どおり木の灰のこと。

沖縄そばの麺は現在では、小麦粉と塩に「かんすい」を入れて作るものが主流になっていますが、昔はかんすいの代わりに木灰を入れた水の上澄みを使用していたそうです。そんな昔ながらの製法を守って作られているのが「木灰そば」。

※かんすいとは麺に柔らかさや弾力性を出すために入れるアルカリ塩水溶液(成分は炭酸ナトリウムなど)のこと。植物を燃やした灰も炭酸カリウムなどを主成分とするアルカリ性のため、同じ効果があるのだそう。

かんすいで作るよりもずっと手間がかかるため、沖縄県内でも木灰そばを使った沖縄そばが食べられるお店はかなり少なくなっているそう。そんな中でも「木灰そばといえばここ!」というくらい有名なのがこの「とらや」さんなのでした。

麺とスープとソーキ、それぞれの魅力が楽しめる「本ソーキそば」

メニューには本ソーキそばと沖縄そばがあり、サイズが大中小、麺は中細麺と平麺から選ぶことができます。本ソーキそばの中サイズ、中細麺を注文。食券を自販機で購入して、麺の種類を口頭で伝える形式でした。

本ソーキというのは硬い骨付きのソーキ肉(スペアリブ)のこと。軟骨部分のソーキは「軟骨ソーキ」と区別して呼ばれます。ソーキが乗った沖縄そばがソーキそばで、単に沖縄そばと言う場合は豚の三枚肉が乗っているものが定番。
待ち時間に野菜の浅漬けを。

そしてこちらがとらやの本ソーキそば! 嬉しいソーキ別皿! 紅しょうがも自分で好きなだけ乗せるタイプです。器も良い雰囲気。

とらやの本ソーキそば
本ソーキそば

木灰そばは独特の香りと歯ごたえが「なるほどこれが!」という感じ。スープはかつおだし系のあっさり味で、ソーキは甘辛い味がしっかり染みてやわらか。

麺とスープとソーキ、それぞれの個性も楽しめて、3つ合わさると絶妙のバランスで調和する美味しさ。人気の理由がよくわかる納得の味でした。

また来ようと思います。ご飯ものメニューも美味しいらしいです。

店舗情報・MAP

那覇空港からゆいレールと徒歩、あわせて約10分ほどで行けるので、飛行機の待ち時間やレンタカー借りる前or返した後でも気軽に立ち寄れますね。

営業時間は11時から17時まで。時間帯によっては混むこともあるらしいのでそれだけお気をつけて。

自家製麺 木灰そば とらや

  • 住所:沖縄県那覇市赤嶺1-5-14 金城ビル1F
  • TEL:098-858-2077
  • 営業時間:11:00~17:00
  • 定休日:毎週火曜日
  • カード不可・完全禁煙

※2018年5月時点の情報です。

赤嶺駅の次の小禄駅から歩いたほうがほんの少しだけ近いです(2駅のちょうど中間あたりにお店があります)。那覇空港駅から赤嶺駅までが150円、小禄駅までは230円です。

Food行った店Travel沖縄

2018/08/12 (更新:2018/09/01)

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

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