横浜中華街でルーロー飯【おすすめ7店を食べ比べ】
台湾に行きたい……!
海外旅行へ行くことが難しくなってしまった今日この頃、日本にいながら手軽に海外気分が味わえる場所といえば中華街! というわけで、横浜住みの利点を生かして隔週くらいの勢いで横浜中華街を訪れています。
台湾好きとしてはやはり台湾料理のお店をよく利用するのですが、さて、台湾料理といえば何?
多くの人が真っ先に思い浮かべるのがルーロー飯(魯肉飯/滷肉飯/ルーローファン)ではないでしょうか。最近ではコンビニ弁当や冷凍食品も登場するなど、日本でも広く知られるようになってきた台湾の庶民的なメニューです。
豚肉を甘辛く煮込んだものをご飯にかけただけのシンプルな料理ですが、シンプルだからこそ地域やお店ごとに様々な違いがあり、食べ比べも楽しいルーロー飯。
横浜中華街にもルーロー飯が食べられるお店がいくつかあり、やはりお店それぞれに特色があって楽しい! 今回は7つのお店のルーロー飯を、おすすめポイントとともにご紹介します。
青葉
中華街で唯一の台湾薬膳料理のお店だという「青葉 新館」。薬膳だけでなく定番の台湾料理も揃ってます。
青葉のルーロー飯は角煮とひき肉がミックスされた独自スタイル。とろとろであっさり上品な味ですが、角煮が大きくてしっかり食べごたえもあります。添え物はザーサイ。
古き良きアジアンレトロな内装も良い雰囲気。牛肉麵や台湾ちまきもおすすめです。
許厨房
気軽な雰囲気で入りやすい綺麗なお店。「許厨房(きょちゅうぼう)」のルーロー飯は目玉焼き載せ!
豚肉は細切れ~ひき肉のトロトロ系で食べやすい。幅広くおすすめできる感じの優しい美味さです。スープとデザート付きのセットがお得。
台湾料理以外の定番中華メニューも充実しており、牛バラ肉の刀削麺もおすすめです。
秀味園
昭和38年創業という歴史ある台湾家庭料理のお店「秀味園(しゅうみえん)」のルーロー飯は、なんといってもお安い。500円。
スープとデザートが付いたセットにするのがおすすめです。豚肉は角煮+そぼろで、味も色もあっさり優し目。素朴な美味さ。
台湾でのルーロー飯は本来メインディッシュというよりは屋台などでファストフード的にいただく気軽なものとのことで、そのイメージにもっとも近いかも。
福楼・你好
台南小路という細い通りを入ったところにある福楼(ふくろう)と你好(ニーハオ)。道を挟んで向かい合ってますが、姉妹店というか実質同じ店のようで、内装もメニューも共通してるのであわせてご紹介します。
こちらのルーロー飯は濃い目の色合いでしっかり味の力強さ。豚バラ肉の脂のツヤツヤぶりが屋台グルメ感あふれてて最高です。煮玉子も載って食べごたえあり。
現地感漂うお店の雰囲気も良し。ちなみに福楼のほうには入り口に本物のフクロウがいて人気者です。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町137−26
福楼 – Google マップ
你好(ニーハオ)
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町137
你好(ニーハオ) – Google マップ
萬和樓
裏通りの昔ながらの食堂の雰囲気が残る「萬和樓(ばんわろう)」。台湾の精進料理が食べられるお店です。
「美味しいですよ。台北の味です」と言って出してくれたルーロー飯は、野菜たっぷりで彩りも良くヘルシー。豚肉は細切れタイプでしっかり台湾の香り。めちゃくちゃ美味いです。優勝!
大根餅が人気で、水餃子も素晴らしく美味いです。
台湾美食
最近オープンした新しいお店のようです。その名も台湾美食(たいわんびしょく)。きれいで快適な店内で、持ち帰り用のお菓子なども販売しています。
こちらのルーロー飯はパクチー乗せ!豚肉は細切れタイプでじっくり煮込んだ系。しっかり味ですが台湾っぽい八角感は控えめなので初めての人でも食べやすいはず。
お得なセットメニューがありますが炒めものや小籠包まで付いてきてかなりのボリュームなので、ゆっくりがっつり食べたい時にどうぞ。
まとめ
以上、横浜中華街でルーロー飯が食べられるお店を7店、おすすめポイントとともにご紹介しました。
台湾だと北部と南部によって肉の使い方に違いがあったり(角煮のまま乗せるのは南部風らしい)、調理法によって呼び方が異なったりもする(「肉燥飯」とか)らしく、知れば知るほど奥が深いルーロー飯の世界。
漢字の表記も、もともと正しくは「滷肉飯」だったものが、日本の中華街で常用漢字を当てた「魯肉飯」表記が広まって、それが逆輸入的に台湾でも観光客向けのお店などで「魯肉飯」表記が使われるようになっているとか(それもあってこの記事ではカタカナの「ルーロー飯」表記で統一しています)。
やっぱり現地に行って食べたい……という気持ちも高まるばかりですが、横浜中華街の中だけでもこれだけ様々なルーロー飯が楽しめるという素晴らしさ!
日本で台湾気分が味わいたくなったら、気になったお店に是非、行ってみてください。
それでは、どちら様も良き食生活を。