台湾パイナップルを手に入れてパイナップルチャーハン(鳳梨炒飯)を作ろう

台湾パイナップルが話題になっていますね。
台湾好きの自分としても、これは買って食べなくては! ということで、先日(2021年4月)東京タワーで開催されていた「台湾祭」にて、台湾パイナップルを入手してきました。

しかし一人暮らしでパイナップル丸々1個は、そのまま切って食べるにはちょっと多すぎる……しかも台湾パイナップルは芯まで柔らかくて食べられるので、可食部分がすごく多いのです。
というわけで、そんなときには料理に使おう!
台湾にはパイナップルチャーハン(鳳梨炒飯)という素晴らしいメニューが存在するということで、作ってみましょう。
パイナップルを使ったチャーハンは東南アジア各国に同様の調理法があるようで、昔タイに行ったときに食べたことがあります。トロピカルな香りでスパイシーですっかり気に入ってしまい、友人たちとの集まりなどで何度か作ったことがありますが、とにかくビジュアル的にもインパクトがあるので場が盛り上がります。そして「映え」ます。
気合入れて作るのは数年ぶり。さてどうなるか。今回はしっかり台湾のレシピを参考に作ってみました。
材料

- 台湾パイナップル・・・1/2個(縦に半分に切る)
- エビ・・・小型のものを4~5匹
- ハムorベーコン・・・適量(細切れ)
- ピーマン・・・半分(みじん切り)
- にんにく・・・1片(みじん切り)
- ジャスミン米(タイ米)・・・炊いたものを1食分
- 卵・・・1個
- 油・・・適量
- 塩・・・適量
- コショウ・・・適量
- カレー粉・・・少々
- ナンプラー・・・お好みで
- 小ネギ・・・1本


作り方
1. パイナップルの身をくり抜いて器を作る
いきなり最も手間がかかる作業です。皮を器として使うので、傷つけないように丁寧に中身をくり抜いていきます。斜めに包丁を入れて大部分を切り出したら、残りはスプーンで身をかき取りましょう。


水気の少ない部分を細切れにしてチャーハンに使います。残った部分はその場で食べてしまうか、デザートにしましょう。スプーンでかき出した水っぽい部分は紅茶やお酒に入れるといい感じです。
2. 具材を炒める
フライパンに油を加熱して、卵を炒めてスクランブルエッグにします。にんにく、ハム、エビ、ピーマンを入れてさらに炒めます。火が通ってきたら具材をフライパンの半分に寄せて、空いた部分でパイナップルを炒めます。

水気を飛ばす感じでしっかり炒めましょう。
3. 米を入れる
ご飯を投入して炒めます。強火で一気にやるのがポイントです。

4. 味付け
塩、コショウ、カレー粉、ナンプラーで味を整えます。塩とコショウだけでもいいですが、カレー粉をほんの少し入れるとそれはそれは美味いです。ナンプラーは苦手な人もいるでしょうからお好みで。

5. パイナップルの器に盛る
チャーハンができたらパイナップルの器に盛り付けて、刻んだ小ネギを振りかけて完成です。パクチーを添えても良いでしょう。
実食

これが! 鳳梨炒飯! できあがりです。
パイナップルの甘い香りがカレーの香りとよく合ってとても美味いです。台湾のパイナップルはまろやかで刺激が少ないので食べやすい!
パイナップルの身を切り出す作業以外は普通にチャーハンの作り方なので、意外と簡単に美味しくできてしまうのも高ポイント。玉ねぎを入れたり、レーズンを入れたり、アレンジもいろいろできますね。
タイ料理のパイナップルチャーハンは「カオパットサパロット(ข้าวผัดสับปะรด)」と呼ばれ、カシューナッツを入れることも。さらに、パイナップルにチャーハンを詰めた状態でまるごと蒸して仕上げる「カオオップサパロット(ข้าวอบสับปะรด)」(パイナップル蒸しご飯)というメニューもあったりします。興味がある方はいろいろ試してみては。
子供も喜ぶビジュアルなので、ファミリーにもおすすめです。
ぜひお試しください。
ではではどちら様も良い食生活を。