久米島一人旅 ~ グラスボートとレンタルバイクで絶景をめぐる大充実の二泊三日

2023.01.21

夏の初め、久米島に行ってきました!

久米島は沖縄本島から西に100キロほど離れたところにある島で、那覇から飛行機もしくは船に乗って行くことができます。

2泊3日の一人旅で、リゾートホテルに宿泊し、グラスボートのツアーに参加したり、レンタルバイクで島を巡ったり。天気も良くて大充実&大満足でした。

宮古島や石垣島と比べると、観光客も少なくて静かで、道も空いているので快適に回れる。それでいて面積は沖縄の島の中では5番目に広く、それなりに巡りごたえもある。海が綺麗なのはもちろん、火山帯に属する島なので地形もダイナミックで、山や岩など迫力系の見どころも満載。人気の「ハテの浜」など、船でしか行けないスポットもあり、アクティビティの選択肢が豊富、etc……

……想像してた以上に、自由気ままな一人旅には最高の条件が揃った島だなと思いました。完全におすすめです。

というわけで、旅の記録と感想、知ったこと学んだこと、などなど、書いていきます。

記事内の情報は2022年7月訪問時の情報にもとづくものです。実際に訪問される際は最新の情報もあわせてご確認ください。


旅行計画

飛行機の窓から見る久米島
憧れの…久米島!(2019年撮影)

ソラシドエアの春のセールで7月初旬の那覇行きの飛行機がかなり安く取れたので、どんなプランにしようかと考えていました。

6月にも別の用事で那覇滞在の予定があったので、せっかくなら7月は那覇からどこか別の島へ行こうと。そんなわけで選んだのが久米島! ずっと行きたいと思いながら、コロナ以降は直行便のないエリアへの旅行は控えていたので、ようやくです。

那覇で昼食を取ってから午後の飛行機で久米島に向かい、2泊3日で那覇に戻ってくるスケジュールにしました。

ホテルはさすがに7月の沖縄は値段高めの設定。とは言え、久米島には大きなリゾートホテルが三つありますが、どこもそんな「ザ・高級宿!」という感じでもないので、同時期の沖縄本島のリゾートエリアや宮古・石垣に比べると全然穏やかなレベルだと思います。せっかくの夏本番、初めての久米島、やはりオーシャンビューでしょう! ということで、久米島を代表するビーチ「イーフビーチ」に面した、その名も「イーフビーチホテル」を予約しました。朝夕食事付き2泊で5万円。

本当は夕食は現地の居酒屋でと考えていたのですが夕食付きのプランしか残っておらず……でも結果的にはホテルのレストランのサービスが素晴らしくて大満足でした。

Day1 – 那覇から久米島へ

安定の那覇空港
那覇空港

出発の日。まずはソラシドエアで那覇空港へ。雲多めですがしっかり晴れてます。

10時過ぎに那覇空港に到着して、早めの昼食。そういえば今日は平日、ということは土日は激混みの人気店もそれほど待たずに入れるのではないか? という考えのもと、言わずと知れた大人気そば屋「OKINAWA SOBA EIBUN」へ。

余裕で30分ほど並びました。おそるべし。

EIBUNは最近増えてる進化系沖縄そば屋の先駆者的な超有名店です。普段自分が沖縄そばに求めるもの(伝統、素朴、etc…)とはかなり違った雰囲気なのですが、一度は食べておかねばということで。

okinawa soba EIBUNのBUNBUNそば
EIBUNのBUNBUNそば

定番のBUNBUNそばをパクチー付きで注文。結果……たいへん美味かったです。納得の味。これはこれであり! という感じでした。他のメニューも試してみたい。

続いて国際通りのドンキホーテへ。例によって何も準備せずに少ない荷物でやってきたのですが、この天気なら確実に海に入ることになるな……と思ったので水着とラッシュパーカーを購入(マリンシューズだけは持ってきた)。これで夏の準備完了!

水着は最近よく見かける水陸両用タイプのショートパンツにしました。これが大正解で、翌日以降大活躍することになります。超便利。買ってよかった。

久米島行きの飛行機までもう少し時間があるので県庁前リウボウ内の樂園CAFÉで休憩。

樂園CAFÉの「あまがしサンデー」
樂園CAFÉの「あまがしサンデー」

ここでふと思いだしたのが「久米島といえばハテの浜……ハテの浜にはツアーの船でしか行けない……ツアーまだ予約してない」ということ。速やかにGoogle検索! 無事にまだ予約を受け付けているツアーを発見したので申し込みました。しかしまだこの時点では予約完了しておらず、予約OKなら折り返し連絡が来る、というシステム。どうなることか……というわけで、早めの予約をおすすめします。

プロペラ機に乗って久米島空港へ

那覇空港に戻り、いよいよ久米島に出発です。RACのプロペラ機に乗るのも3年ぶり。あの頃の夏が戻ってきた! という感慨深さ。

久米島空港に着陸する飛行機の窓からの風景
久米島空港が見えてきた

飛行時間は約30分。しっかり窓側を確保したので慶良間諸島の風景も楽しみながら、あっという間に久米島空港に着陸です。

久米島に到着! 町営バスでホテルへ

久米島空港
久米島空港

離島の空港らしいのどかな空気。

久米島空港のフォトスポット
フォトスポット的な場所も

ホテルまでタクシーで行こうかとも思いましたが、乗り場に荷物大量のファミリーが数組並んでいたので、荷物微量のソロである自分はバスで行くことにしました。

バス待ちの間に空港の売店で久米島のクラフトビールを購入。常温保存ができないのでホテルに着いたらすぐ冷蔵庫に入れてくださいとのこと。

やってきた町営バスはコンパクトなマイクロバス。車内はエアコンが効いておらず暑い! でもそれがまた離島らしくて良い……懐かしいこの感じ。

久米島町営バス
久米島の町営バス

結構ゆっくり時間がかかり、40分ほどで本日の宿泊先、イーフビーチホテルに到着しました。

イーフビーチホテルにチェックイン

チェックインして部屋へ。3階建ての横に長い造りになっており、長い長い廊下を歩いていきます。古き良き南国リゾートの香り。

部屋に入ると、レースのカーテンの向こうに透けて見える水平線……カーテンを開けると……目の前に広がるイーフビーチ! 良き良き。完璧です。

イーフビーチホテルの部屋からの眺め
窓の向こうに水平線
イーフビーチホテルのバルコニーからの眺め
バルコニーに出るとこんな感じ

ふとiPhoneを見ると着信あり……明日のハテの浜ツアーの予約受付け完了の連絡でした。良かった! 送迎時間と集合場所を聞いて、これで一安心。

荷物を置いたら早速イーフビーチへ行ってみました。ホテルの建物を出て徒歩10秒で砂浜。素晴らしい!

イーフビーチへ
イーフビーチ
イーフビーチから眺めるイーフビーチホテル
こちらがイーフビーチホテル。砂浜からの眺め。

白い砂浜がどこまでも広がる(約2kmあるらしい)穏やかなビーチ。遠浅なのでシュノーケリングやマリンスポーツというよりはゆっくり眺めて過ごすか浮かんで楽しむくらいが向いてる感じ。もう夕方なので人も少なくて静かです。

夕食には久米島名物の車海老

しばらくビーチ散歩をしたら、そろそろ夕食の時間なのでホテルのレストランへ。平日ということもあり、空いてて静か。当然のように海が見えます。スタッフさんたちの接客も明るく素晴らしく、すでに居心地良し。

オリオンビール
まずはやっぱりオリオンビール

というわけで、久米島といえば車海老なので……早速登場していただきましょう。車海老っっ!

久米島の車海老御膳
車海老御膳!

塩焼き最高でした。頭も殻も全部いただきました。香りが強くて超美味い。

モズクも刺身も天ぷらもデザートも楽しみ、そして泡盛、初日はやっぱり定番の「久米島の久米仙」をいただき大満足。

時刻は19時過ぎ。外はまだ全然明るくて、ようやく夕日が沈み始めるくらい。これが沖縄の夏……!

夜の部屋飲みに備えて、ホテルから徒歩5分くらいのところにあるファミリーマートへ行ってみました。久米島では貴重なコンビニ(島内に2軒しかないらしい)が徒歩圏内にあるのもイーフビーチホテルの強みです。

イーフビーチホテル前の道
ホテル前の道はこんな感じ。島といえば猫。

買い出しを終えてホテルに戻ったら、明るいうちに大浴場へ!

そうです、イーフビーチホテルには大浴場があり、当然のようにオーシャンビューなので、海が見える明るい時間に行くのが絶対良いはず!

入ってみると、さすが平日という感じで完全貸切状態。内湯のみで決して広くはないですが、しっかりビーチと水平線が望めて快適でした。

風呂上がりにふたたびイーフビーチへ。素晴らしきマジックアワー。20時でこの空。

イーフビーチのマジックアワー
最高の夏の夜

部屋に戻って、波の音を聞きながらファミマで買ってきたオリオンビールを飲んで、明日は朝からツアーなので早めに寝ようとするも、夜中に目が覚めて。

これはもしや……と思ってバルコニーに出てみると星空が凄くて。

ホテルのバルコニーから見上げる久米島の星空
※iPhoneで撮影したものをアプリで加工してます

1日目から大満足でした。

Day 2 – ハテの浜ツアーに参加/原付で島めぐり

イーフビーチと朝焼けの空
朝です

久米島の夜明け。イーフビーチは日の出が綺麗に見えるスポットでもあります。この日は水平線上に少々雲多めでしたが、それでも文句なしの美しさ。

朝食にレストランへ。夜中に目覚めて飲んだり食べたりしてしまったので控えめに。しっかり沖縄〜久米島らしいメニューも充実していました。

イーフビーチホテルの朝食1日目
もずく、グルクン、島豆腐、さーたーあんだーぎー、etc.

食後は安定のイーフビーチ散歩。しかしすでに暑い暑い……天気はいい感じに晴れてくれそうです。

朝のイーフビーチ
強烈な日差し

グラスボートでハテの浜へ

部屋に戻り、ハテの浜ツアーの準備をして集合場所へ。ホテルのエントランス前まで迎えに来てくれるのでロビーで待っていればOK。楽々です。

送迎車で数分のところにある泊フィッシャーリーナからグラスボートに乗り、ハテの浜へと出発!

泊フィッシャーリーナ
泊フィッシャーリーナ
ハテの浜へと向かう船の上から眺めるイーフビーチ
いざ出港! イーフビーチホテルが見えます

移動中も常に海は青く綺麗。グラスボートなので海中の魚やサンゴなども見ることができ、スタッフの方がいろいろ解説してくれるので退屈知らず。

グラスボートで見る青い珊瑚たち
青い珊瑚たち。運が良ければウミガメが見えることもあるらしい。

移動時間は約30分。海の色が明るい水色に変わり、砂浜が近づいてきたら、いよいよハテの浜に上陸です。

ハテの浜に到着
すでに天国

ハテの浜は白い砂浜だけが海に浮かび上がって島のようになった一種の「砂洲」で、久米島の東の沖に約7kmに渡って広く長く伸びています。砂だけの島なので台風などで強い波風が来るたびに地形が変わっていくらしい。

ハテの浜
どこまで行っても砂浜だけ。黒っぽい線のように見えるのは軽石です。

遊泳可能エリア周辺にいくつかのパラソルと簡易的なトイレが設置されていますが、更衣室やシャワーなどは無いので海に入りたい人はあらかじめ入れる格好で来る必要があります。

というわけで海へ!

ハテの浜で泳ぐ
ライフジャケットが無料で用意されていました
海に浮かびながらハテの浜を眺める
海に浮かんでハテの浜を眺める至福

遊泳エリア内は海の中もほぼ砂地なので珊瑚などはありませんが、ところどころにある岩場の周りには熱帯魚たちが泳いでいます。

ハテの浜の魚たち
防水ケースに入れただけのiPhoneで撮影
がっつりシュノーケリングしたい人は沖まで船で行くツアーもあるのでそちらを利用しましょう。

というかもう単純に水が綺麗すぎる! それだけで楽しめますね。

滞在1時間半のツアーにしましたが、泳いで砂浜散歩してちょっと休憩して、ちょうど良い時間で大満足でした。

ハテの浜を散歩
泳いだあとは砂浜散歩
ハテの浜のパラソル
リゾート感あふれるパラソルがいくつかあります

ツアーは20名ほど。自分以外にも一人で参加してる人いたのでソロの方もお気軽に。

昼食はサクナ(長命草)入り久米島そば

ホテルに戻ってきて、シャワーを浴びて一休みしたら、時刻はもう13時。昼食を求めて出かけます。

人気店、有名店などいくつか予習してきましたが、今から移動となると時間が厳しそうだったので、近くで食べることに。ホテル周辺は居酒屋が多いのですが、無事に昼営業しているお店を発見!

亀吉
海鮮味処 亀吉

亀吉(かめよし)というお店で、サクナ入り久米島そばをいただきました。

サクナとは長命草のことで、久米島の特産品のひとつ。麺にサクナが練り込まれていて、美しい緑色! 紅しょうがの赤、玉子の黄色との色合いも鮮やかです。

亀吉のサクナ入り久米島そば
サクナ入り久米島そば

サクナはちょっと苦味のあるハーブのような感じ。柔らかめの麺としっかり味のスープと、暑い日にぴったりハマりますね。他のメニューもいろいろ良さげだったのでまたいつか機会があれば夜にも来てみよう。

レンタルバイクで原付を借りる

イーフビーチ周辺エリアの町並み
暑い……

さて、そろそろ久米島での移動手段を手に入れなくてはということで、近くのレンタルショップ「ラッキーゲイト」さんへ。予約無しの飛び込みでしたが無事に原付を借りることができました。

原付のレンタルは他に民宿で貸し出しをしているところもあるようですが、数は多くなさそうなので、確実に借りたい方は早めの確認と予約が安心かと思います。

奥武島で畳石とウミガメを見る

原付を手に入れて、まずは久米島の南東部、橋を渡って行ける小さな島、奥武島へ!

久米島を代表する景勝地のひとつ「畳石」は実は奥武島にあります。

畳石
畳石

波打ち際に亀の甲羅のような岩が広がる不思議な場所。遠い昔に溶岩が冷えて固まるときのひび割れによって創られたものだそう。

沖縄の島々といえばサンゴ礁由来の琉球石灰岩のイメージが強いですが、久米島や慶良間諸島は霧島火山帯のエリアに入るとのことで、それでこのような溶岩由来の岩や地形があるわけですね。

畳石のすぐ隣には「久米島ウミガメ館」という施設があり、ウミガメを間近で見ることができます。

久米島ウミガメ館
近い近い! 久米島ウミガメ館

自然の気温を保つためか、館内はエアコンがほぼ効いておらず超暑い(笑)ので要注意。

絶景の陸橋と比屋定バンタ

ウミガメたちを見たあとは、久米島の東側の道を北上していきます。のどかな漁村の雰囲気あふれる集落を抜けると、どんどん坂が険しくなっていき、そのまま空に飛び出していくような陸橋に突入! これは高所恐怖症には辛いやつだ……! しかし景色は最高。その名は「つむぎ橋」。

つむぎ橋
つむぎ橋

なんとか無事に登り切った、と思って進んでいくと……なんと第2弾が登場! さらに高く海のほうへと大きくカーブする陸橋! これはさっき以上にやばい。その名は「ティーダ橋」。

登り切ったところに駐車場と休憩所的な東屋があったので、原付を停めて歩いて橋まで戻ってみました(高所恐怖症のくせに)。

ティーダ橋
ティーダ橋

壮大なオーシャンビュー。ハテの浜まで見渡せます。これは下りのほうが爽快感凄そう……

なんて思ってたら突然の雨! 沖縄あるある!

急いで駐車場まで戻り、東屋でしばらく雨宿り。山道を走行中とかじゃなくて良かった。

10分ほどで雨も止んで、再出発。ちょっと涼しくなってむしろありがたい。

そして絶景スポットである比屋定(ひやじょう)バンタに到着!

比屋定バンタの石碑
比屋定バンタ

展望台に登ると、説明不要の絶景。ハテの浜はもちろん、渡名喜島や慶良間諸島まで見えます。

比屋定バンタからの絶景
展望台を登ると目の前に壮大な海!
比屋定バンタからハテの浜を眺める
ハテの浜が見えます

展望台は二階建ての大きなコンクリート造りで、日陰や座れる場所も用意されています。売店や食堂もあるのでここで休憩するのも良さげ。柴犬が走り回ってました。

奇岩めぐり – ウティダ石/アンマーグスク/タチジャミ/ミーフガー

そこから先、久米島の北側エリアは迫力ある奇岩系の見どころが満載です。

まずはそれほど迫力はないものの、歴史と神秘を感じるウティダ石(太陽石)。

ウティダ石
ウティダ石

暦や時計がなかった昔は、この石と日の出の位置をもとに季節を判断して漁や農作業の時期を決めていたらしい。

続いて案内板に導かれてたどり着いたのがタチジャミ自然公園。

タチジャミ(立神)という巨大な奇岩があるらしいので行ってみましょう。駐車場から海のほうへと階段を降りていきます。

タチジャミ自然公園の海へ降りる階段
海への階段

この階段がなかなかの絶景ですが、長く険しい……。しばらく降りたところで、石を集めて高く高く積み上げたような、不思議な岩が目の前に現れます。

アンマーグスク
アンマーグスク

こちらはアンマーグスク(天宮城)と呼ばれる奇岩。

謎の古代遺跡のようにも見えますが、これも畳石と同じく溶岩が冷えて固まるときに作り出された地形とのこと。

ようやく階段を降りたらいよいよタチジャミが……と思いきや、今度はジャングル的な緑に囲まれた小道が続いています……まじか。飲み物を持ってこなかったことを激しく後悔しつつ、ここまで来たのだからとひたすら先へ進みます。

歩いて歩いて、ようやく「タチジャミ→」と書かれた小さな立て札が!

小道を抜けて海のほうへと出ると、異様すぎる迫力の巨大な岩の壁が立っていました。

タチジャミ
タチジャミ

ちょっと怖いくらいの威圧感。海沿いまで行けば正面から見ることもできるらしいですが、もはや暑すぎてきつすぎて、すぐにでも駐車場に戻って飲み物を手に入れたい……という状態だったので、早々に引き上げました。

一人でこんなところでハブにでもやられたら終わる……という緊張感もあり、まさにサバイバル。帰りの階段がそれはそれは辛かった……真夏の炎天下に行くのはおすすめしません……。

水分補給をして進路はさらに西へ。原付の良いところは、走ってる間は風を浴びて涼しいこと。ふたたび海のほうへと坂道を下っていくと、遠くに見えてくる……またしても巨大な岩の壁!

ミーフガー
ミーフガー

こちらは久米島を代表するパワースポットとして知られる奇岩、ミーフガー(女岩)。

そびえ立つ岩壁の裂け目の向こうに海が見えます。左右の岩はそれぞれ別の岩で、地質も時代も異なっているらしい。大自然の力を感じる圧倒的な風景。

ミーフガー
すぐ近くまで行くことができます

おばけ坂

時刻はそろそろ17時。夕食の時間を予約しているので、それまでにホテルに戻らねばなりません。島の西側エリアをめぐるのは明日に持ち越すことにして、進路を南へ。

途中、「おばけ坂」に寄り道。

おばけ坂
おばけ坂

道の両側の木々が絶妙な角度で斜めに生えているため、目の錯覚で登りなのか下りなのかわからなくなる坂、らしいですが、原付ではいまいち実感が得られず。ボールを転がしてみると楽しいらしいです。

水色のビールと虹を見ながらの夕食

無事にホテルへと帰り着き、2日目の活動は終了。ひとまず大浴場へ。

そういえば昨日空港で買った久米島のクラフトビールを冷蔵庫に入れておいたのを思い出しました。なぜまだ飲んでいなかったのかというと、栓抜きが無かった! というわけで、部屋に戻る際にフロントで借りられないか聞いてみたところ、レストランのスタッフさんが厨房から持ってきてくれた! 感謝感激。

おかげで開けることができました。久米島の海洋深層水を使ったクラフトビール「KUMEJIMA612 ハテノブルー」! その名のとおりハテの浜をイメージした水色のラベルが美し……と思いながら原材料の欄を見ていると「スピルリナ青色素」とあり、これはもしかして、とグラスに注いでみると、なんと中身も水色だった!

KUMEJIMA612 HATENO BLUE
KUMEJIMA612 HATENO BLUE

ちょっと甘さのある爽やかな味でした。

夕食は昨日とは違うライトなやつをと思い、パスタのセットにしてもらいました。

車海老パスタセット
安定の車海老と島野菜

窓の外には虹が! 最高すぎるのでは!

久米島の海にかかる虹
虹が出てますとレストランのスタッフさんが教えてくれたのです(感謝)

そんなこんなで大充実の2日目でした。

Day 3 – 久米島一周ビーチめぐり

イーフビーチホテルの部屋からのオーシャンビュー
オーシャンビューが本気を出してきた

とうとう滞在最終日。

朝食を終えてチェックアウトまで部屋でゆっくり。コーヒーを飲みながら窓を開けると波の音とセミの声。どんどん晴れてくる空。居心地良すぎて延泊したくなりますが、そろそろ出発です。

フロントで荷物を預かってもらい、外へ。

イーフビーチホテル外観
お世話になりました

最高の夏空で昨日以上に暑くなる予感……!

今日は島の南側から西側へと時計回りで島を一周する計画。昼頃に人気飲食店が多く集まっている西側の港周辺エリアにたどり着けるように進んでいきます。

久米島は山も凄い – 鳥の口とアーラ林道

島の南海岸側はしばらく海沿いを走る道が続き、椰子の木もあってリゾートドライブ感満点。

久米島の南海岸沿いの道
久米島の空にはいつも飛行機雲

集落を抜けると、ゆるやかに山道へと突入。島の南西の端に「鳥の口」と呼ばれる奇岩スポットがあるらしいので行ってみましょう。

周辺一帯は「トクジム自然公園」として整備されていますが、鳥の口までは例によって駐車場からかなり歩かねばなりません。しかも起伏の激しい山道。視界は開けているので絶景が見えまくりですが、木陰がないためとにかく暑い……。

鳥の口への山道
ずっとこんな道

ありました! 鳥の口。工具のレンチのようにも見えますね。

鳥の口
鳥の口

続いて一旦集落エリアまで戻り、アーラ岳という山を越えて島の西海岸側へと向かう「アーラ林道」へと入ります。ここからは完全に緑あふれる山の中。久米島といえばとにかく綺麗な海のイメージでしたが、実は山も充実しているんですね。

アーラ林道
アーラ林道

サイクリングやハイキングにも良さげな雰囲気の林道が続きます。木陰が多くてありがたい。

山道を登りきり下りに入ったあたりで、一気に視界が開けて青空と海と畑の緑のグラデーションが目の前に広がります。夏すぎる!! ここは感動ポイント。

アーラ岳から海が見える
海だー

山を降りて、海沿いの集落エリアをしばらく進んだら、そろそろ昼食にしましょう。

昼食は久米島の食材満載の「ピリ辛味噌もやしそば」

人気の沖縄そば屋「やん小~(やんぐゎー)」へ。

やん小~(やんぐゎー)
やん小~(やんぐゎー)

駐車場に原付を停めて、店の入口はどこだろうと見回していたら、道の向かいのバス停に座っていたおじーが「向こうさ」と教えてくれる。ああありがたい……

一番人気メニューらしき「ピリ辛味噌もやしそば」を注文。久米島の食材にこだわったここだけの味。

ピリ辛味噌もやしそば
ピリ辛味噌もやしそば

店主の方が一人で回してるお店なのでかなり待ちますが、味も、古民家の庭先のテーブルで暑い中いただく雰囲気も、いろいろと最高でした。

秘境ビーチ、アーラ浜へ

ここで一度Uターンして、ふたたびアーラ岳方面へ。今度は林道ではなく海側の道を進んでいきます。

集落を抜けて、畑を抜けて、うねうねと曲がりくねる山道を抜けた先には、秘境のようなビーチが!

アーラ浜
アーラ浜

背後を山に囲まれてプライベート感あふれるアーラ浜。人もほぼいなくて静かです。海を眺めてゆっくりするには最高の場所。

アーラ浜の透明すぎる水
この透明感と眩しさ
秘境感あふれるアーラ浜
まさに秘境ビーチ

五枝の松とシンリ浜

ふたたび進路を北へ。国指定天然記念物である「久米の五枝の松」を見に行きます。

250平方メートルの範囲に広がった巨大な松の木。畑を抜けた先の「え、こんなところに?!」という感じの場所にありました。

久米の五枝の松
久米の五枝の松

そこから一気に西方向へ、海に出るまでひたすら進んでいくと、シンリ浜というビーチにたどり着きます。

サイプレスリゾートというホテルの横を抜けたところに駐車場とシャワーや売店などの施設あり。自販機で飲み物を買って歩いてビーチへ。駐車場から木々の向こうに見える景色が、すでに眩しすぎる水色…!

シンリ浜の駐車場からの景色
これはやばいぞ……

リーフに囲まれてプールのようになった遠浅の砂地にところどころ岩場が顔を出す、ちょっと不思議な景観のビーチです。そして右手には久米島空港の滑走路。

シンリ浜(久米島空港側)
眩しい! シンリ浜
シンリ浜(アーラ岳側)
波はとても穏やか

夕日スポットとしても有名で、タイミングが良ければ夕日と飛行機の離着陸をセットで見られるらしい。

シンリ浜に面して建っているホテルがサイプレスリゾート。ここもいつか泊まってみたいですね。

サイプレスリゾート久米島
サイプレスリゾート久米島

ミーフガーふたたび

しばらく浜辺で休憩して再出発。空港を通り過ぎて島の北岸側へと出ると、海沿いを走るほぼ一直線の道路がしばらく続きます。車も全然いなくて超快適!

久米島空港からミーフガーへの一本道
どこまでも……

ただしオーシャンビューとは言え結構ワイルドな岩場の海なのでリゾート感はいまいちかも。残念ながら漂着ごみも目立っていました。

ひたすら真っ直ぐ進んだ先に見えてくるのが……あれは! 昨日訪れたミーフガーでは!

ミーフガーを発見
ミーフガー発見!

というわけで、ここで昨日回ったコースと繋がりました。

熱帯魚の家

ここからは昨日通った道を逆回りで行くことになりますが、タチジャミを過ぎたあたりでちょっと寄り道して再び海のほうへ。かなり急な坂道を下って降りたところに「熱帯魚の家」と呼ばれるスポットがあります。

そのまんまのネーミングですが、岩場に大量の熱帯魚がいて、海に入らなくても上から見ることができる、という場所です。

熱帯魚の家へと降りる坂道
こんな絶景の坂道を下っていくと……
熱帯魚の家
熱帯魚抜きにしても綺麗な場所

海を覗いてみると……なるほど。いますね。大量に。

子供が喜びそうなスポットですが、かなりゴツゴツ、トゲトゲした岩場なのでスニーカー必須。転倒注意です。餌を持ってくると楽しいらしい。

絶景ふたたび

そして今回2度目の比屋定バンタへ。天気が違えば景色も変わるので、こういう場所は何度立ち寄っても良いのです。

比屋定バンタから熱帯魚の家のほうを眺める
これぞ球美の絶景。写真中央のあたりが先ほど訪れた「熱帯魚の家」
二度目の比屋定バンタ
今日は慶良間諸島もよく見えます

続いてティーダ橋・つむぎ橋を今回は下りで。やはり登り以上に爽快なアトラクション感が凄い!

高所恐怖症でもこの絶景の誘惑には逆らえず、今日もまた原付を停めて歩いてみました。

二度目のティーダ橋
最高
ティーダ橋・下から徒歩で
下からも……やはり少々怖いこの高さ

奥武島からオーハ島を眺める

ついに島を一周してホテル近くまで戻ってきましたが、レンタルバイクの返却時間までもう少しあるので、橋を渡って今回2度目の奥武島へ。

久米島と奥武島を結ぶ新奥武橋の周辺も景色が素晴らしい。

新奥武橋
新奥武橋

奥武島のさらに向こうにオーハ島という無人島があるとのことで、見に行ってみることにしました。畑と森の間の小道を抜けると静かなビーチがあり、その向かい200メートルほど離れたところにオーハ島があります。

奥武島からオーハ島を眺める
左に見えるのがオーハ島

昔は人が住んでいたそうで、奥武島からオーハ島へ、海上に並んだ電柱を伝って電線が繋がっているのが絵になります。

奥武島からオーハ島へと繋がる電線
海を渡る電気
数年前には某事件の犯人が潜伏していたことでも有名になりました。

最後はやっぱりイーフビーチ

さてそろそろレンタルバイク返却の時間。27時間ほどの付き合いでしたが、オレンジのヤマハBJ、快適な走りでたいへんお世話になりました。

久米島でレンタルした原付ヤマハBJ
奥武島にて。「海の中の歩道橋」として有名なシールガチ橋が遠くに見えます。

原付を返却して、空港行きのバスの時間までの間、最後にイーフビーチへ。

イーフビーチ
イーフビーチ

この3日間、毎日眺めた透明すぎる海。次回はここでも泳ぎたい。

最後にイーフビーチ
名残惜しさが押し寄せる

ホテルで荷物を受け取り、帰りの空港行きバスに乗車。来たときとは違ってしっかりエアコンの効いた普通サイズのバスでした。

空港で土産物店を眺めて、車海老せんべいを買ったりしてたら、あっという間に搭乗の時間。

久米島空港
プロペラ機に夕日が眩しい

さらば久米島、またやーさい。

久米島空港を離陸するボンバルディアQ400
離陸!

天気も最高で大充実の旅でしたが、まだまだ回れていない場所がいくつもあるので、きっとまた来年も来ることになるのでしょう。

旅の終わりに~那覇

静かでのどかで人の少ない久米島空港を発ち、観光客やビジネス客で賑わう那覇空港へと降り立つと、一気に日常に引き戻されたような感覚になり疲れがあふれ出します。

次の日は船で渡嘉敷島へ行くことにしたので、ゆいレールで美栄橋まで移動して、とまりん近くのスマイルホテルにチェックイン。

夕食は居酒屋でもよかったのですが、近くの良さげな店が満席で、あまり遠出をする体力も残っていなかったので、沖縄食堂の定番「みかど」でちゃんぽん。この「那覇の日常」感、なんだかとても懐かしい。

みかど食堂のちゃんぽん
これが沖縄のちゃんぽん@みかど

というわけで、久米島旅行記はここまで! 素晴らしい3日間でした。渡嘉敷島編はまた別記事にまとめます。

旅の予算と安く行く方法

今回の久米島旅行にかかった費用ですが、沖縄旅行のハイシーズンである7月にリゾートホテル宿泊ということもあり若干高めで、交通費と宿泊費あわせて大体110,000円くらいでした。

内訳としては

  • ・羽田-那覇 ソラシドエア往復 25,000円
  • ・那覇-久米島 JAL/RAC往復 21,000円
  • ・空港-ホテル間のバス 780円
  • ・イーフビーチホテル2泊3日 50,000円
  • ・レンタルバイク代 2日間 6,000円
  • ・ハテの浜ツアー参加費 3,000円
  • ・その他飲食費 4,000円

という感じ。ただし羽田-那覇のソラシドエアは5月に取ったセール価格なので、普通に取ると夏場は往復5万円前後〜になると思います。JALやANAだとさらに高くなりますね……。

那覇-久米島間は値段の変動はそこまで大きくないため、直前予約でも早割でも、夏場は往復20,000円前後くらいに収まるかと思います。

なので、安く行こうと思ったら那覇までの飛行機代を抑えるのが重要ポイント。

また、那覇-久米島間はフェリーでも行くことができ、フェリーだと往復6,450円とかなり安くなります。ただし片道3時間半〜4時間かかってしまう(飛行機だと30分)ので、時間と安さのどちらを取るかという感じ。船旅の雰囲気自体を楽しみたい人には良いと思います。

那覇・泊港を出る久米島行きフェリー
久米島行きのフェリー(那覇・泊港にて2020年撮影)

那覇までLCC+久米島までフェリー、が一番移動費は安く済みそうですね。

そしてホテル宿泊費。今回は朝食・夕食付きプランだったので、食費込みでの値段になっていますが、素泊りでも夏期のリゾートホテルは大体1泊2〜30,000円前後になりそう。秋冬の閑散期であれば一泊4〜5,000円くらいで泊まれることもあるようです。

3つのリゾートホテルを比較

イーフビーチホテル入り口
イーフビーチホテル

久米島のリゾートホテルは今回の「イーフビーチホテル」の他、「リゾートホテル久米アイランド」と「サイプレスリゾート久米島」が3大定番のような感じで、自分も選ぶときに結構悩んで色々調べました。

実際行って現地で見てきた印象も踏まえて、それぞれの特徴を書いておきます。

どのホテルもそれなりに歴史を感じる、古き良き南の島のリゾートホテルといった雰囲気です。近年、沖縄本島や宮古島エリアにどんどん増えているようなおしゃれで映える最新高級リゾート! みたいな感じではないので、そういうのを求める方はお気をつけて。

イーフビーチホテル

  • ・イーフビーチが目の前。オーシャンビューの部屋を予約するべき(ガーデンビューの部屋もあるので注意)。
  • ・朝日が綺麗に見える。
  • ・周辺に飲食店多い。
  • ・コンビニまで徒歩圏内。

泊まって気になった点としては、やはりちょっと昔のままの造りが残ってるところがある感じ、例えば枕元にコンセントがないとか、エアコンの微調整ができないとか、その辺が少々不便でした。リフォームに期待したいところです。

石垣島のホテルイーストチャイナシーなどと同じコートホテルズ(The COURT)の系列です。

リゾートホテル久米アイランド

  • ・イーフビーチまで徒歩数分。オーシャンビューは高層階のみ。
  • ・敷地が広大。庭もプールも広く、部屋数も多い。
  • ・周辺に飲食店多い。
  • ・コンビニまで徒歩圏内。

外観の雰囲気はヨーロピアン! 南欧! といった感じ。

HISホテルの系列です。

サイプレスリゾート

  • ・シンリ浜が目の前。全室オーシャンビュー。
  • ・空港から近い。
  • ・夕日が綺麗に見える。
  • ・周辺に店が全く無い。そのぶん非日常感が凄い。

見た目の雰囲気は一番ゴージャス系かも。

運営は軽井沢にも展開しているユーアンドアールホテルマネジメント。

選び方のポイント

オーシャンビューを求めるならイーフビーチホテルかサイプレスリゾートで、白い砂浜にこだわるならイーフビーチホテル、非日常感を重視するならサイプレスリゾート。
オーシャンビューを求めず手軽にゆっくり楽しみたいなら久米アイランドが便利。

値段は秋冬の安い時期はどこもほぼ同じくらいで、夏場のハイシーズンになるほど差が大きくなります。プランや部屋にもよりますが、概ねイーフビーチ>サイプレス>久米アイランドになる印象。

宿泊費をとにかく安く抑えたい人や、島の人との交流を楽しみたい人には民宿もあります。イーフビーチ周辺と、フェリーが着く兼城(かねぐすく)港の周辺に多く集まっており、どちらも飲食店も充実しているエリアなので利便性は良さげ。

ただ秋冬の閑散期はリゾートホテルも民宿とあまり変わらないくらい安くなってたりするので、閑散期はあえてリゾートホテルでお得に、ハイシーズンは民宿で安く抑える、みたいな使い分けもできそうです。

いわゆるビジネスホテル的なタイプの宿はほぼ無さそうでした。兼城港近くにガーデンヒルズという古くからあるホテルがあり、そこはリゾート感や快適さを求めなければ、かなりお安く泊まれるようです。

その他、事前に知っておくと良さそうなポイントをいくつか。

ハテの浜ツアーについて

ハテの浜
ハテの浜

久米島といえばハテの浜。久米島観光するなら行かずには帰れないくらいの定番スポット。そんなハテの浜にはツアーの船でしか行くことができないので、予約必須です。くれぐれも早めの予約を。自分みたいに直前になって予約すると色々と不安も多くて焦ります。

ツアーによってハテの浜での滞在時間も異なるため、長時間のプランにした場合は浜での過ごし方もあらかじめ考えて準備しておいたほうがよさそうです。売店など一切ありませんので、飲み物、熱中症対策を忘れずに。

更衣室やシャワーも無いので、泳ぎたい人はあらかじめ海に入れる格好で来る必要があります。

泳がない人も、船から浜に降りるときにはどうしても足が海に浸かるので、履物は濡れても大丈夫なものを用意しましょう。

ハテの浜の砂は結構サンゴの欠片なども混じっていたので、裸足はあまりおすすめしません。サンダルかマリンシューズ推奨です。

泳ぐつもりはなかったけど、あの青く透明な水と白い砂浜を目の前にすると海に入りたくなってしまう……というパターンもあり得るので、少しでも可能性ありそうなら夏場はやっぱり泳げる格好で参加するのが楽しいと思います。

そんな意味でも水陸両用のショートパンツ(ボードショーツ)は大変便利。那覇のドンキで買っといて良かった! 翌日の渡嘉敷島でも大活躍しました。激推し。

島内での移動手段

久米島の路線バスの車窓から
路線バスの車窓から

基本はレンタカーになると思いますが、久米島の広さであればレンタルバイクでも十分回れて、景色も良いので最高に気持ち良いです。

レンタカー屋は空港と、西側の集落エリア、南側のイーフビーチ周辺エリアにいくつか店舗があるようです。コロナ以降、沖縄県内ほとんどのレンタカー屋さんが車の在庫を減らしており、予約が取りにくくなっているので確認はお早めに。

レンタルバイクは今回イーフビーチ周辺エリアのラッキーゲイトさんを利用しました。予約なしの当日訪問で借りられましたが、単に運が良かっただけの可能性もあります。レンタカーが取りづらくなったことでレンタルバイクを利用する人が増えている、という話も聞くので、こちらも早めの確認と予約が安心です。

また、久米島にはCOMSという一人乗りの電気自動車のレンタルサービスがあります。イーフビーチホテルと久米アイランドホテルで借りられるようで、駐車場に停まっているのを見ましたがコンパクトでなかなか楽しそうでした。

自転車のレンタサイクルもありますが、記事内でも触れたとおり久米島は火山帯由来の地形で、想像以上に「山!」という感じの起伏が多いです。集落〜ビーチ周辺エリア内でのちょっとしたサイクリングには良いとしても、島全体をめぐるとなるとかなり気合が要りそう。体力に自信がある人向けです。

あとは路線バスが島を一周するようなルートで走っており、主要な観光スポットにも立ち寄りやすくなっているので、バス+徒歩でゆっくり島内観光するのは楽しそう。路線バスは離島ならではの日常の空気も味わえますし、行った先のお店でビールを飲んだりすることもできますからね。時間に余裕がある人にはおすすめです。

まとめ

以上、夏の久米島旅行のまとめでした!

一人旅好き、原付旅好きには、色んな意味でちょうど良く快適なのでおすすめです。

ホテルのお客さんたちも、宮古や石垣に比べると若干ハードルが上がる分、やはりガチ勢というか、ダイバーや島旅慣れした雰囲気の方が多かったのも印象的。

グループでわいわいするよりは少人数でゆっくり楽しむ系のスポットが中心なこともあり、騒がしくなくて居心地良かったです。

良さそう! と思ったら是非行ってみてください。

ではではどちら様も良い旅を。

Travel沖縄

2022/10/30 (更新:2023/01/21)

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

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