水俣の山と海辺の道を12km歩いた結果、ウォーキングに目覚める話

2018.02.22

まだまだ寒いですが、さすがに一時期に比べると多少気温も落ち着いてきて、先週末は天気も快晴。

どこかに出かけたいと思い、前々から行きたいと思っていた宇城市の永尾(えいのお)神社についてネットで調べていたところ、画像検索の関連で出てきた「湯の児温泉(ゆのこおんせん)」の写真が気になって気になって。どうやら水俣市の海沿いにある温泉地で、海が綺麗で砂浜もあって、電車で行けるらしい……

もう熊本に住んで20年くらいになりますが、一度も訪れたことがないエリアはまだまだ数多くあって、水俣もそのうちの一つ。
それならばと今回は水俣へ行ってみることにしたのでした。

観光レポートはまた別で書こうと思うのですが(写真選んでサイズ合わせて載せるのにとにかく時間がかかるので後回し)、ひとまず今回めちゃくちゃ歩いた……という話です。

山へ行くつもりじゃなかった

津奈木駅
津奈木駅

湯の児温泉の最寄駅は、津奈木(つなぎ)駅という水俣市の隣の町にある駅。google mapsで位置を確認し、温泉までの最短経路の距離を調べると約5.5km。今の職場から自宅までが約4kmで、何度か徒歩で通勤したこともあるので「決して歩けない距離ではないな」と思い、駅から歩いて行くことにしたのですが……

地図で見た印象だと普通に海辺の田舎道。きっとのどかな漁村のような雰囲気で、海を右手に見ながらのんびりと歩いて行けるのだろうなどと期待していたのですが、大間違いでした。

もう一回、大間違いでした! 残念!

山へ
海はどこだ

目の前にそびえ立つ山! あらためて地図を確認すると、道はこれであっているはず。仕方ないので進んでいくと、もはやこの先は車のためだけのThe車道という感じで、歩道もなく路側帯のみの曲がりくねった急斜面。完全に失敗したと思いながらも今さら戻るわけにもいかず、登山を楽しむ羽目になったのでした。歩行者なんて誰一人いない……とてもつらい。

車もほとんど通らない山道
車もいない

たまに右側の森が開けて海が見える場所があったりするのがせめてもの救いですが、すぐにまた山の中へ。

そしてようやく一番高いあたりまで来たぞ、というところで右前方に大きく広がる青い海! これはかなり感動的。

目の前に広がる不知火海
見つけた!何を?…永遠を!

徒歩で来たことで得られる利点は、こんな場所ですぐに立ち止まって写真を撮れることくらいです。

山の斜面にはおそらく甘夏と思われる黄色い実がなった木々が並ぶ畑。

不知火海とみかん畑
そう、ここはまるで…

この辺りの不知火海は「九州の地中海」などと呼ばれているそうで、事前にネットで見て「いやいやさすがに地中海はないわ」などと思っていたのですが、山の上から見下ろすフルーツ畑と青い海は確かに地中海そのものでした。本当の地中海には行ったことがありませんが、きっとこんな感じです(思い込みは大事)。

いよいよ目的地は近い様子。右手に下っていく小道を発見し、さてはここだな……ということで降りていくと、砂浜と白い吊り橋が見えてきて、湯の児海水浴場に到着!

湯の児海水浴場
湯の児海水浴場

とまあ、来るときはこんな感じで感動もあって、着いてしまえば楽しい道のりだったなという感じなのですが、問題は帰りです。

乗り遅れた(わけではない)バス

どうやら湯の児温泉から水俣駅へのバスがあるらしい! 救いの神! と思って時刻表を見ると、最終が16時半……もうすぐ16時だし温泉入ってたら乗れないし……ということでバスは諦め。歩くにしてもさっきの山道はもう勘弁なので、来た時とは反対側の、水俣駅へと続く道を、結局また歩いて行くことに。

そしてこれがまた……!

帰りの山道
景色だけは最高

途中までは本当に絶景の……やっぱり山越えコースで、来た時以上にうねる坂道が続く険しさ。またしても完全に失敗したと思いながらも、なんとか上まで登りきると、そこから先は住宅地などもあり歩道が整備された道へ。歩道の安心感が凄い! カーブの多い山道で路側帯しかない道路を歩くのは正直かなり怖かったです。

とんとん峠
ヘルメット中学生も通る道

そこから再び田舎ゾーンに突入し、長い長い下り坂を歩いてようやく平地へ。目の前に現れた川を渡って進んでいくと水俣市の市街地へと入ります。

水俣市の市街地の風景
水俣市

知らない街で迎える夕暮れはいつもなんとも言えない味わい深さ。

水俣駅に着いた頃にはもうすっかり夜でした。足はもう限界。

水俣駅
水俣駅は新しい駅舎で超きれい

幸い帰りの電車は全然空いてたので、ゆっくり座って帰れました。椅子最高!

旅のまとめ

津奈木駅から湯の児海水浴場までが5.5キロ。湯の児海水浴場から水俣駅までが約6キロ。それに湯の児島公園(海水浴場から吊り橋で渡れる二つの小さな島が公園になっています)を回ったり温泉街を行ったり来たりした距離を足すと、歩いた距離は合計で約12キロ、でした。

高校の時のマラソン大会が確か16キロだったので、やっぱり距離自体はそこまで驚くほどではなかったのだな……なんて思いましたが、やはり山道だったことで疲労度が倍になった感じ。日頃の運動不足も痛感させられました。今日も足が痛いです。

しかし歩くことが健康に良いのは間違いないので、こんな感じでよく知らない町に電車で行って、ひたすら歩く、みたいな休日は大人の趣味としてはなかなかよいのではないか、などと思いました。自宅の近所をただ歩くより新鮮で楽しい発見もありそうです。一度も降りたことのない謎の無人駅みたいなところで降りて、とりあえず2駅分歩く、とか面白いのではないでしょうか。

ウォーキングなどの有酸素運動は肺と心臓を強くして、体脂肪を減らし、様々な病気の発症率を下げ、精神にもよい影響を与えるらしいですよ。良いことしかない!

というわけで、水俣はとても美しく静かな良いところでした。とにかく海が透明で綺麗で、熊本にこんな色の海があったのかという感じ。近いうちに湯の児島と温泉のレポートをまとめます。

ではでは。

Travel熊本Daily Life

2018/02/21 (更新:2018/02/22)

書いた人:

旅と音楽。最近の時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CD屋。ブラジル他ワールド音楽とジャズとKPOPを中心に何でも聴きます。普段はHTMLやCSSやSEOなどの人。時々ギターと太鼓。寒さに弱すぎるため旅先は基本的に南。釣りたい魚はグルクンです。

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