逗子駅でレンタル自転車を借りて秋谷・立石海岸まで行ってきた

※旅行を計画される場合は必ず現地の自治体や施設が発表している最新の情報、観光の受け入れ状況、渡航自粛要請の有無などを事前にご確認ください。

まだ外出自粛などが本格化する前の3月のこと。その頃にはすでに沖縄旅行は控えるような雰囲気になっていたため、もともと3月中に予約していた旅行をキャンセルして、予定のない日々を過ごしておりました。

そんなとき、近場でどこか楽しめることはないかと調べていたところ、逗子駅でシェアサイクル(レンタル自転車)が借りられるとの情報を発見。

逗子といえば海! 隣町の葉山、そして横須賀へと続く美しい海岸線! リゾート感漂うマリーナやヨットたち! そんな風景の中を自転車で走る……良さげ!

ということで、逗子~葉山の海沿いの道を自転車でめぐってみることにしたのでした。

目的地は、以前から気になっていた横須賀市・秋谷(あきや)の立石海岸! 海の上に立つ奇岩が特徴的な風光明媚な海岸で、晴れていれば富士山が見えて夕日も美しい場所! また近くにはシーフード料理やプリンが有名なお店もあるらしい……!

さっそく出発です。


HELLO CYCLINGのアプリを使って自転車を予約

まずは自転車を予約しましょう。

逗子駅で借りられる自転車は「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」というシェアサイクルのサービスによるもの。事前にアプリをダウンロードして会員登録して利用します。

全国各地に貸し出しのステーションがあるので、利用したいエリアで検索すると、地図上にステーションの位置が表示され、現在貸し出し可能な台数や料金が確認できます。わかりやすい。

HELLO CYCLINGでの予約方法説明画像
HELLO CYCLINGアプリ操作画面のキャプチャより作成

貸し出しが可能であれば、そのままアプリから自転車を予約して、あとは直接ステーションに向かうだけ。

予約が確定すると自転車のロックを解除するための暗証番号が届くので、それを入力して利用開始、という流れです。

※貸し出し可能台数が「0」の場合もあります。その際は近くの逗子・葉山駅(京急)や逗子海岸の周辺にもステーションがあるのでそちらも調べてみてください。
※予約の有効期限が「30分間」と短いので要注意です。借りる直前に予約するようにしましょう。間に合わない場合はキャンセルや再予約もアプリ上で簡単にできます。

支払いもアプリ上で行うため、係員の人とのやり取りなども一切ありません。まさにソーシャルディスタンシングで非対面接触型の今の時代にぴったりのシステム。素晴らしい!

逗子駅で自転車を借りて出発! まずは逗子海岸へ

JR逗子駅の西口
JR逗子駅西口

逗子駅にある HELLO CYCLING のステーションは、駅の西口(地味なほう)を出て、少し道を歩いたところにありました。

ハローサイクリング逗子駅西駐輪場

ハンドル中央部分の液晶画面を操作して利用を開始します。

ハローサイクリングの操作部分

逗子~葉山の海岸沿いはかなり起伏が多いので電動アシスト付きはありがたいですね。

まずは踏切を渡って逗子の商店街エリアを抜けて、逗子海岸を目指します。歩いてでも行ける距離なので、自転車だとあっという間。国道の向こうに眩しい海が広がります。

逗子海岸
逗子海岸

天気も爽快な青空ですが、海の上はちょっと霞がかっているようで今日は富士山の姿は見えず。

ここからはただひたすら海沿いの道を進んでいくだけのわかりやすいコースです。

なぎさ橋を渡り、さっそく坂道に突入して電動アシストのありがたみを実感しながら進みます。

葉山マリーナに寄り道

葉山町の道路標示
ここから葉山町。

まもなく葉山町に突入。葉山といえば、マリーナです。

バブル時代の富裕層が別荘を構え、白いヨットで優雅に遊ぶ、そんなイメージ。氷河期世代の私にはちょっと意味がわからない感覚ですが、気にしても仕方ないので景色を楽しみましょう。

葉山の海の風景

別荘地であるがゆえに美しい景観が守られてきた部分もきっとあるはず。

一方で、やはりどこか過ぎ去った時代を感じさせるようなレトロな空気も漂っており、それもまた独特の魅力になっています。

葉山マリーナ
葉山マリーナ

というわけで、葉山マリーナに寄り道。お店なども入っていますが、さすがにまだ出発したばかりで休憩するほどでもないので、風景だけ見て元の道へと戻りました。

海沿いの道をひたすら進む

そこからしばらく住宅街のようなエリアを進んでいきます。道が狭いのが少々難点。

ふたたび海沿いに出ると、右手にあらわれるのが真名瀬(しんなせ)海岸です。

真名瀬海岸
真名瀬海岸

小さな砂浜ですが、沖に灯台と鳥居が見えて、天候によってはその向こうに富士山が見えるという景観スポット。

さらにまた住宅街を抜けたところにあらわれるのが、三ヶ下(さんがした)海岸。岩場が絵になる感じ。

三ヶ下海岸
三ヶ下海岸

その先に広がるのが海水浴場として人気の一色海岸ですが、こちらは道路からは見えませんので、今回はスルーして先を目指します。

葉山御用邸を過ぎるあたりから、上り坂が続きます。しばらくは海も見えないのでなかなか大変。

ようやく右の視界が開けてきたところで、横須賀市に入ります。ゆるやかなカーブの登り坂を登りきると……

そこから一気にオーシャンビュー! 広がる爽快感!

横須賀市の西海岸通り
横須賀市・西海岸通り

わりと高さもある直線道路で最高に気持ち良い。体力回復ポイントです。

横須賀市の西海岸通り
車も少なくて最高。

リゾート感あふれる植物も登場。下には黒っぽい浜辺がずっと続いています。関根海岸(秋谷海岸)と呼ばれているらしい。

リゾート感あふれる横須賀の関根海岸

そして最後にまた住宅エリアを抜けると、いよいよ今回の目的地、秋谷・立石海岸に到着です。

秋谷の立石

秋谷の立石
秋谷の立石

秋谷・立石海岸の周辺は、「立石公園」として綺麗に整備されています。

海上にそびえ立つ立石は高さ12m。安藤広重の浮世絵(「相州三浦秋屋の里」)にも描かれており、昔から景勝地として知られていたようです。

遊歩道を降りていくと海側に突き出した岩場のほうへと出ることができます。

立石公園と梵天の鼻
立石公園

岩場の先のエリアは「梵天の鼻」と呼ばれており、磯釣りのスポットとしても人気のよう。

梵天の鼻
梵天の鼻

家族連れも多くて賑わっていました。

海の透明度もなかなか。

秋谷の透明な海

梵天の鼻のほうから眺めるレトロな町並みも美しいです。

秋谷のレトロな町並み
ちょっと異国感ある。

立石を眺めるなら駐車場の端にある石碑のところが海もきれいに見渡せて良い感じ。残念ながらやっぱり富士山は見えませんでしたが、それでも十分に絵になる風景です。

「かながわの景勝50選 秋谷の立石」の石碑
「かながわの景勝50選」に選ばれています。
秋谷の立石
まさに景勝。

駐車場を挟んで立石公園と反対側にも秋谷海岸の砂浜が広がっており、こちらもそれなりに賑わっていました。

レストラン「マーロウ」で渡り蟹のスパゲティとプリン

レストラン「マーロウ」秋谷本店
マーロウ秋谷本店

そろそろ昼食を、ということで向かったのは、立石公園すぐ手前の道を挟んだ向かいにあるカフェレストラン「マーロウ」。

1984年創業の人気店で、「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」とビーカーに入った焼きプリンが有名らしい……!

九州出身の自分は今回初めて知ったのですが、こちらでは「葉山といえばマーロウのプリン」というくらいの定番であるようです。それは食べてみないといけませんね。

水色とピンクのちょっとレトロな外観も海辺の町感あって良さげです。

午後1時過ぎくらいでしたが、入り口は順番待ちの人たちで大混雑。お店の人が名前と人数を聞いて回ってるので、伝えてから待機するシステムです。待ってる間も次から次にお客がやって来て、テイクアウトでプリンを買っていく人も多くて、さすが本物の人気店という感じ。

しばらく待っていると「テラス席でしたら今からご案内できますが」とのことで、迷わず確保! ちょっと暑い日でしたが、この青空と海にテラス席とは最高すぎます。

マーロウの屋外テラス席からの長め
完全に優勝では……!

そんなわけで、メニューを見るとどれもこれも料理名から超美味そうなのですが、ここは予習したとおりに「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」を注文。プリンはバナナプリンにしました。

いざ、蟹ッ!

贅沢に、力強く、勇ましく、蟹がこっちを見ている!

マーロウの「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」

蟹は殻付きで2杯(2匹分)入ってるので、食べるのにそれはそれは時間がかかるのですが、最高に美味かったです。パスタの歯ごたえも、ソースの味わいも。

そしてプリンがまた絵になる!

マーロウのプリン

ゆっくりと良い時間が過ごせました。

お店の名前はレイモンド・チャンドラーの探偵小説の主人公、フィリップ・マーロウに由来するそうで、ロゴマークにもダンディな探偵のイラストが使われています。

ここ秋谷が本店で、他に葉山や逗子駅、東京都内にも店舗があるとのこと。プリンはいろんな種類があったので、今度また他のも食べてみようと思います。

帰り道、夕方は車が多いので要注意

富士山が見えないので夕日はあきらめて明るいうちに逗子へと戻ります。

帰りのほうが下り坂多めで自転車には楽な印象でしたが、一方で行きはものすごく道が空いていたのに、帰りの時間帯はかなり車が増えました。道が狭いところも多いため、渋滞のようになって進めなくなる場面もあり、注意が必要です。

特にどこか寄り道するでもなく、ゆっくりゆっくりと逗子海岸まで帰り着きました。ここでちょっと休憩。

夕方の逗子海岸
いつ来ても謎にエモい逗子海岸。

無事に逗子駅のステーションに帰り着き、自転車をロックして利用終了の操作をすると、返却確認と料金決済のメールが届きます。わかりやすい。

返却場所は必ずしも借りたステーションと同じである必要はなくて、アプリで場所を検索してステーションに返却可能な空きがあれば、そこで返却することもできるらしい。便利な世の中になったものです。

旅のまとめとおすすめポイント

ダイチャリで来た
自転車と秋谷の立石。「ダイチャリ」というのが今回利用したシェアサイクルの固有のサービス名で、「HELLO CYCLING」はそんな全国各地の様々なシェアサイクルサービスをまとめて繋いだネットワーク、みたいなイメージです。

以上、逗子駅でレンタル自転車を借りて葉山~秋谷・立石海岸まで行って帰ってきた日のレポートでした。走行距離的には片道約9kmで、所要時間が50~60分くらい。

「HELLO CYCLING」のシェアサイクルは、予約から貸し出し、支払い、返却まで、すべてアプリ操作のみで完結するので、対面での人とのやり取りが不安な人も安心です。

自転車のステーションも屋外にあり、そこから海風の吹くエリアを走って帰ってくるまで、普通に利用する上では密になる要素ゼロ。念のためハンドルやサドルは除菌シートなどで拭いてから利用すればより安心かと思います。

借りられる自転車はいわゆるママチャリ型のもので、スポーツ用のカッチョイイやつではないので、その辺はあらかじめご了承くださいませ。

外出が減って運動不足も心配な今日この頃、海辺のレトロな町を走る非日常な爽快感も味わえて、心にも体にも健康的な逗子・葉山でのサイクリング、おすすめです。

特に秋からの涼しい時期は富士山が見える率も上がるので狙い目かと。

それでは、どちら様も楽しい休日を。

Travel

2020/08/29

書いた人:

旅と音楽。最近の時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CD屋。ブラジル他ワールド音楽とジャズとKPOPを中心に何でも聴きます。普段はHTMLやCSSやSEOなどの人。時々ギターと太鼓。寒さに弱すぎるため旅先は基本的に南。釣りたい魚はグルクンです。

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