【うちでウチナー】銀座わしたショップで沖縄の食材を買いまくる

なかなか気軽に旅行に行けない日々が続いておりますが、そんなときこそ各地の特産品やご当地グルメを取り寄せたりして、自宅にいながら旅行気分を味わうという人も増えているようですね。
自分の場合は旅行先といえばほぼ沖縄なので、やっぱり沖縄の食べ物を自宅で楽しみたい。
というわけで、東京・銀座にある沖縄物産の専門店「わしたショップ」に毎月のように通っては、いろいろな食材を買い込んでくるのが、旅行自粛期間の定番となっております。

わしたショップとは沖縄県物産公社が運営する沖縄の公式アンテナショップのことで、全国各地に店舗があるのですが、銀座が本店とのことで品揃えが本当にすごいのです。こんなものまであるのか、というくらい色々揃ってます。
実は去年まで、お店の存在は知っていても利用したことがなかったのです。「定番のおみやげ品とかが売っているのだろうな」くらいに思っていたのですが、全然違いました。もちろんおみやげ品もあるのですが、どちらかというと現地のスーパーにあるような日常的な食材の類が大充実しているのです。沖縄料理好きにはたまらない!
そんなわしたショップで、自分が毎回買ってくるおすすめ食材などを紹介したいと思います。
沖縄そば&宮古そばの麺とだし

自宅で沖縄気分を味わうなら絶対に外せないのが沖縄そば。旅行のお土産にインスタントのカップ麺を買って帰ったことがある人も多いのではないでしょうか。でもカップ麺では雰囲気に欠けるし味も食感もやっぱり物足りない……。
そこでわしたショップ! なんと沖縄そばの生麺が売っている!
しかも色んなメーカーの麺が揃っていて、沖縄本島ならではの縮れ平麺から宮古そばのストレート麺、八重山そばの丸麺まで、好みにあわせて選べます。
自分は宮古そばの麺が好きなので、古謝製麺所の麺か、サン食品(沖縄本島のメーカーですが食感が好み)の麺をいつも買ってます。生麺ゆえに消費期限が短いため、買いすぎには要注意。
そしてスープ(そばだし)も種類豊富! いろいろ試してみましたが、自分の好みは那覇の照喜名製麺所のそばだし。あっさりカツオだし強めな透明スープです。

具材の三枚肉、ソーキ、かまぼこも各種揃ってます。宮古風の波型かまぼこがあるのが嬉しい!

これで自宅で本気の沖縄そばが楽しめます。

わしたショップには「やちむん(沖縄の焼き物の器)」コーナーもあるので、食器も揃えればもう完璧です。
レトルトの山羊汁

沖縄旅行にハマり始めた頃、沖縄を知るにはやはり現地独自の食文化から、ということで(初心者には難易度が高いと言われる)ヤギ料理にチャレンジしてみた結果……意外にも美味くてすっかり気に入ってしまった山羊汁。なんと便利なレトルト商品があります。
ヤギの肉と骨を塩味のスープで煮込んだだけのシンプルな料理ですが、本来お祝いごとの時などに食べるものらしく、かなりオイリーなパワー系。気合を入れたいときにおすすめです。
オキハムとホーメルの2つのメーカーの商品があり、ホーメルのほうが若干クセ強め。自分はオキハムのが好みです。

ちなみに宮古地方の山羊汁は味噌を使って味付けしたものが多く、これがとても美味い。味噌味もレトルトで出してほしい……なんて思ってたら、現在開催中(~2021年2月18日まで)の離島フェアで多良間島の山羊汁が売っていたので早速購入しました(トップ画像参照)。これから開けます。楽しみ楽しみ。
離島フェア2021inオンライン公式サイト | 未来につなぐ島想い
フーチバー(沖縄のヨモギ)

山羊汁を食べるときに欠かせないのがフーチバー。沖縄のヨモギのことで、肉のくさみを消すために一緒に食べるのが定番です。わしたショップにはフーチバーもしっかり売っているので安心!
山羊汁のほか、ソーキそばに入れても良く合います(フーチバーそば)。また、ジューシー(沖縄の雑炊・炊き込みご飯)に入れてもよしです。
乾燥あおさ(アーサ)

沖縄の海の香りが恋しくなったらアーサ。
アーサとはヒトエグサという種類の海藻で、本土で言う「アオサ」のこと。普通のスーパーでも味噌汁の具材としてワカメやネギと一緒に入ったものが売ってたりしますが、わしたショップでは沖縄のアーサだけをぎっしり詰め込んだものが買えます。
沖縄そばに入れれば「アーサそば」の出来上がり。

豆腐と一緒にスープにすれば「アーサ汁」に。また魚のマース煮(白身魚を塩水と泡盛で煮付けた料理)に入れても美味しいです。
スーチカー(豚肉の塩漬け)

人生で初めて沖縄旅行に行ったときに牧志公設市場で試食して買って帰った思い出の食材ことスーチカー。豚の三枚肉(バラ肉)を塩漬けにしたものです。
かなり塩気が強いので、スライスして軽く茹でるとそれだけで最高のおつまみになりますが、個人的におすすめなのは細かく切ってゴーヤーチャンプルーの具材にすること。

ポーク缶を使うよりも上品な塩味になってそれはそれは美味いです。
天ぷらとサーターアンダギー

銀座わしたショップの店内奥にはちょっとしたパーラー(食堂)があって、イートインで食事をすることもできます。
そのパーラーの入り口で売られているのが、天ぷらとサーターアンダギー。
沖縄の天ぷらは本土のものとはちょっと違ってて、味が付いた厚みのある衣で揚げてあり、単体でも食べごたえあり。ファストフード感覚で食べたい感じ。魚やもずくの天ぷらが売ってます。
テイクアウトもできるので、帰りに日比谷公園まで歩いて噴水見ながらベンチで食べるともう最高です。
あとがき

他にも本当にいろいろと揃ってるので、沖縄好きで行ったことがない人は是非一度のぞいてみてください。
わしたショップ店舗案内 – 沖縄県物産公社(わしたショップ)
今回は紹介しませんでしたが、コーレーグースやちんすこう、黒糖、さんぴん茶、ジーマミー豆腐、ブルーシールのアイスクリームなども当然のように大量に揃ってます。オリオンビールやWATTAの期間限定商品など、本土のスーパーやコンビニには通常入ってこないものもしっかり入荷します。
値段は現地で買うよりもやはりちょっと高くなってしまうものが多いですが、旅費や送料を考えると全然お得。
食材だけでなく、やちむんの食器、琉球グラス、泡盛、三線、本やCD、かりゆしウェアまで取り扱ってるので、店内をめぐるだけでちょっとした沖縄旅行が楽しめます。
というわけで、こんな時でも心に旅を忘れず、楽しく乗り越えたいものですね。
どちら様も良い旅気分を!