逗子海岸〜なぎさ橋珈琲で休日の午後を静かに過ごす

あまりにも天気が良かったので電車と徒歩で逗子海岸(ずしかいがん)へ行ってきました。
横浜に引っ越してきて半年、まだまだこの辺のことを全然知らないので、何もない休日にはまず神奈川県内のスポットを検索します。
近くて気軽に行ける、どこか楽しい場所はないものかと探したところ、海辺だとやはり三浦半島方面。中でも「立石海岸」というところが素晴らしい風景(巨大な岩と海の向こうに富士山と夕陽が見えるらしい)とのことで、当初はそこへ行こうと向かったのでした。
しかし、あまりにも天気が良かった……はずが、最寄りの逗子駅に到着した頃からどんどん雲が増えて、冷えてきて。
当初の計画では逗子駅前でレンタサイクルを借りて、自転車で立石海岸まで行こうと考えていた(片道約7km)のですが、さすがにこれは寒そう……しかも夕陽も見られそうにない……。
一気にやる気を失ってどうしたものかと悩みましたが、Googleマップを見ると近くの「逗子海岸」には歩いて行けそう、というわけで、予定を変更して逗子海岸に向かったのでした。
逗子駅から徒歩10分で逗子海岸の広い砂浜

JR逗子駅東口を出て、駅前ロータリーを過ぎて右折。逗子銀座といういい感じにレトロな商店街を進んでいきます。
商店街を抜けると正面にはセブンイレブン。そこから左に数メートル進んだところの信号で右折し、そのまま直進すれば逗子海岸です。
国道の下をくぐるトンネルを抜けるとそこはもう砂浜!

想像以上に広かった!
雲は多いものの、沖の方を見ると雲の隙間から陽の光がシャワーのように海に降り注いでいて、これはこれで素晴らしい景色。

その下の海面を、ウインドサーフィンやSUPをしている人たちが優雅に滑っていきます。
ビーチに人は多いですが、混み合っているという感じではなく静かで快適。ファミリーやカップルのほか、謎の球技をしている若者たち、ジョギングするおじい、犬の散歩をしている人も。

沖合右手に見えるのは江ノ島。

天気が良ければその向こうに富士山も見えるそうです。
ビーチを左の端まで歩いていくと、田越川という川の河口に突き当たります。向こう岸にパラソルが並んだ何やらいい感じのカフェらしい場所が見えるので行ってみることに。

ビーチから国道134号線に上がる階段のところに、逗子を舞台にした石原慎太郎の小説「太陽の季節」の記念碑が建っています。

そこから「渚橋」という橋を渡って海側の坂道に入るとすぐに、先ほど見えたカフェの看板が見えてきます。

なぎさ橋珈琲は海の見える落ち着いたカフェ

店の名前は「なぎさ橋珈琲」。
広い駐車場があり、ちょっとしたファミレスくらいの規模の喫茶店でした(どうやら昔はデニーズだったらしい)。座席案内待ちの名前を書く際に、窓側やテラスなど希望の席を指定できます。
窓側の屋内席へ。逗子海岸全体が見渡せて素晴らしい景色。寒そうですが、テラスにも多数お客がいてくつろいでいました。

メニューもファミレス的でフレンチトーストからカレーにオムライスまで、いろいろありましたが、初めて来た店では基本的にその店ならではの定番にするという自分内ルールに基づいて、店の名前が入った「なぎさバーガー」を注文。
ポテト付き、ビジュアル面も気合いの入ったかなり重量感のあるハンバーガーです。

挟んであるのもミートパティ、ではなく、リアルな「ザ・ハンバーグ!」という感じ。満足度高い。
湘南の789ビールとともにいただきました。
食後にコーヒーを。いい感じに深煎り。

店内BGMはずっとスタンダードなジャズで、ゆっくりくつろげる良い空間でした。
なぎさ橋珈琲 逗子店
- 神奈川県逗子市桜山 9-1-10
- 050-5285-7731
- 営業時間 07:00~24:00(年中無休)
※クレジットカード使えました。
※テラス席は犬を連れての利用も可能だそうです。
夜の砂浜は真っ暗で夜景がよく見える
外に出るともうすっかり夜。まだ17時半くらいですが、さすが晩秋。
ふたたび渚橋を渡って逗子海岸へ。

夜景が素晴らしいですが、スマホのカメラでは伝わらぬ……(Pixel3欲しい)
江ノ島のイルミネーションが光り輝いているのが見えました。
明かりもなく真っ暗な砂浜を歩いて、最初に来た入口へと戻ります。
商店街まで戻ってくると、こちらはまだまだ賑やかで夜はこれからといった雰囲気。ここで食べ歩くのも楽しそうです。

逗子駅に到着。おつかれさまでした。
逗子海岸についてのまとめ

逗子海岸は相模湾に面した全長800mの砂浜の海岸で、夏は海水浴場として、冬はウィンドサーフィンのスポットとして人気だそうです。
明治時代頃から周辺が別荘地として発展し、大正時代より海水浴客が多数訪れて賑わうようになったとのこと。
2014年に条例で様々なルールが定められ、禁煙、海の家以外での飲酒禁止、大音量の音楽禁止、刺青・タトゥーが見える状態での入場が禁止になっています。子供連れでも安心ですね。トイレも綺麗な建物が3箇所にありました。
オフィシャルサイトもしっかり整っており、よくある質問など、とてもわかりやすくまとめられてて素晴らしいです。しかも二か国語対応。
アクセスはJR逗子駅および京急新逗子駅より徒歩10分。
東京方面から、JR湘南新宿ライン、JR横須賀線、京急のいずれかで45〜60分程度で来ることができます。
横浜からだと約30分。気軽に来れて最高です。
沖縄の海を見慣れてしまうと、砂の色と水の透明度があまりにも別格(理由はどちらもサンゴのおかげ)なので、内地ではどこの海に行ってもなかなか感動できなくなってしまうという問題があるのですが、逗子海岸は向かいに富士山が見えるというのが強い……。次回はもっとよく晴れた日に訪れたいものです。
逗子海岸だけじゃなく、三浦半島の相模湾側は富士山が見える美しい海岸が数多く点在しているらしいので、やっぱりレンタサイクルで回るのが最高な予感がしてます。
暖かくなったらまた来よう。なぎさ橋珈琲のテラスもきっと最高でしょう。