アフリカフェスティバルでワニを食べてきた話
2018.07.27

7月21日・22日に代々木公園で行われていたアフリカフェスティバル2018に行ってきました。
代々木公園といえば毎週のようになにやら楽しそうなイベントが行われているイメージで、九州に住んでいた頃から羨ましく思っていたわけですが、ついに念願の初訪問。横浜からだと乗り換え1回で簡単にたどり着けるのですね。
休日を公園で過ごす……まさに都会の生活です。パークライフ。
アフリカフェスティバル2018

アフリカフェスティバルはアフリカの様々な国の料理やビールの出店と、アフリカの音楽やダンスやファッションショーなどのステージが楽しめるお祭りです。
アフリカ音楽はそれほど詳しくはないのですが、とりあえず太鼓好きとしては無条件で楽しめるジャンルなので、ステージも楽しみにしつつ、一番の目当ては事前にツイッターで情報を見かけた「ワニが食べられる」ということ。ラコステ好きとしては見逃せない機会です。行くしかない。
というわけで、この地獄の猛暑の中、5~6年ぶりくらいに原宿駅で降りて代々木公園へと向かいました。
さすがに暑すぎるからか、到着した13時ごろは人も少なめ。ひとまずフードのエリアを見て回り、デザインが気になったセネガルのガゼル(LA GAZELLE)というビールを購入。

ステージを眺めて真夏を感じ、あまりの暑さに並木道の木陰のほうへと行ってみると、こちらでは南米ペルー料理のフェスをやっているではありませんか!
ペルーフェスのほうにもステージがあり、イイ声のおじさんが歌っている……これは……知っている曲だ! カエターノ・ヴェローゾもカバーしていた「Fina Estampa」でした。

これは楽しすぎるのではないかと思い、ペルー料理のブースも覗いてみましたが、どうやらこちらは食券購入制のよう。私にはまだまだアフリカで飲み食いせねばならないものがある……ということで諦めて、アフリカフェス会場へと戻りました。
それにしても、アフリカの太鼓音楽と「Fina Estampa」と、これはまさにカエターノで言うと『ノイチス・ド・ノルチ』と『粋な男』が同時に展開されるような素晴らしさです(わかりにく過ぎる例え)。
ワニとの遭遇の日

アフリカ料理エリアに戻ると、どこからか聞こえてくる「ワニおいしいよー」の声! 見るとそこには確かに「Crocodile Leg 1000円」の文字が! わりと高い! さすがワニ!
バーベキューのような網の上にこんがりと焼けたワニ肉が並んでいます。
迷わず購入し、チュニジアのセルティア(Celtia)というビールとともにいただきました。
ジャークチキンのようにスパイスにまぶして焼いてあります。

食感もまさに鶏肉。油少なめのあっさり系で、クセもなく普通に美味しく食べられます。
ただ、ツメの部分にはしっかりとワニワニした皮が残っており、皮の下は青白く軟骨のようになってました。怖い。
ステージにはコートジボワール出身のIB Konate率いるバンド、the Sabarikain(サバリカイン)が登場。なんとドラムは外山明さん。熱く盛り上がる。

その後も子供たちのダンスやアフリカンファッションショーやゴスペルグループなど、どれも楽しいパフォーマンスでした。
日が傾いてステージ前が日陰になり、気づけば人も増えて大賑わい。引き続きアフリカ料理ブースをめぐり。


最後にチュニジア料理の鶏のクスクスをいただき、電車が混む前に早めに引き上げました。

食あり音楽ありワニありで、大満足のイベントでした。
こんな楽しいイベントが毎週のようにやっているとは都会はおそろしいですね。しかもステージは無料。どうやら次の28日・29日は「台湾フェスタ」だそうで、私の好きなFour Pensも来日するらしいので、また来ることになるのでしょう。
また同日程で日比谷公園のほうでは「フェスティバル・インドネシア」が開催されて、こちらも私の好きなRANが来日するらしいので行かねばなりません。フェス多すぎ問題。
あとがき
以上、アフリカフェスティバルでワニを食べてきた話でした。
調べてみたところ、キューバやオーストラリアでは日常的にワニを食べる文化があるとのこと。アフリカでは日常食というよりあくまで伝統料理だと、司会の人は言ってました。
実は日本でも静岡県に食用ワニを養殖しているところがあるらしいです。
世の中まだまだ知らないことだらけ。このような学びが得られるきっかけになるという意味でも、異文化フェスは良いものです。