旅行に行けないので2011年のプーケットの写真を眺めて当時を懐かしむ
2021.07.07
外出自粛、自宅引きこもりの日々。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
しばらくは気軽に旅行にも行けなくなってしまい、当ブログも普段よく読まれている記事の多くは旅行関係なので、アクセスも減り、書くこともない……。
いや、書くことはあるにはあるのですが、今の時期に「ここが良かった」とか「ここがおすすめ」みたいなことを書いても実用性がないばかりか、「こんな時に旅行を推奨している」などと思われても困るので。
そんなわけで、この際もう実用性は無視! 行こうと思えば行けてしまう場所ではなく、そもそも今は飛行機が止まってて当分は行けないであろう場所……タイのプーケットについて、2011年に行ったときの思い出話でも書こうと思います。
街も店も風景もあれからいろいろと変ってしまっているでしょうから、今ではもう使えない情報満載のはず(しかもいわゆる観光名所みたいなところには全然行ってないし……)。いつかまた自由に旅行に行ける日が戻ってきたら、その変化を確かめに行きたい。それまでは単純に「こんな時代があった」「昔の風景の記録」として見ていただければ幸いです。
初めての海外旅行はプーケット
自分にとって初めての海外旅行先が、タイのプーケット島でした。
東日本大震災の直前、2011年2月のこと。社員旅行での3泊5日(最終日は機内泊)で、プーケットの中でも特に賑やかなリゾートタウンであるパトンビーチのホテルに滞在しました。
社員旅行と言っても現地では基本的に全て自由行動で、当時はまだ自分も旅行が趣味なんてこともなかったので、観光名所的なところには全然行かずに朝から深夜まで上司らとビールを飲んでいた記憶があります……。そういう会社だったので。
とはいえ次第に街の地理にも慣れてくると、やっぱり単独行動がしたくなる。ということで、最終日は朝から一人で抜け出して街をさまよい歩いて過ごしたのでした。それが一番楽しかった……その時の経験が、その後ひとり旅にハマっていく原点になっている気もします。
というわけで、9年間フォルダの中で眠っていた写真たちとともに振り返ります。
福岡空港からスワンナプーム国際空港経由でプーケットへ
当時は熊本に住んでいたので、出発は福岡空港から。いきなりブレブレ写真ですがタイ航空です。紫色のデザインが綺麗。
夕方にバンコク、スワンナプーム国際空港に到着。これが初海外上陸。
しばらく時間があったので空港内をめぐったり何かを飲んだりしました。
ふたたび飛行機に乗ってプーケット空港へ。到着した時にはすっかり夜です。
空港からマイクロバスでパトンビーチのホテルまで移動しました。1時間くらいかかります。曲りくねる急坂続きの山道がなかなかにスリリングだった記憶。
到着したホテルはその名もパトンビーチホテル(PATONG BEACH HOTEL)。わかりやすい。
部屋に荷物を置いて、近くのシーフードレストランへ行きました。レストランはその名もパトンシーフード(PATONG SEAFOOD)。わかりやすい。
ロブスターや魚、そしてシンハービール。料理の味はさすがにもう覚えてないです。
40年以上の歴史がある老舗有名店らしい。
その後は夜の街に出て、いかにもタイらしいビアバー的なところでさらにビール。
その後は……いろいろあって朝が来ました。
パトンビーチとロングテールボート
静かな朝。
誰も起きてこないので一人でホテルの朝食へ。これぞ南国リゾートという感じの開放的な空間で最高。食事もカラフルでトロピカル。ここでグアバの味を知る。
食後にホテルの中庭をめぐってみたりしました。
プールもあります。
同僚たちも起きてきてからは、周辺を歩いて買い物など。TシャツとiPhoneケースを買った記憶。この当時、現地のお店の人が日本人観光客に対してアピールしてくる「知ってる日本語」は、とにかく「アジノモト!」でした。 今はどうなんでしょう?
そして午後からいよいよパトンビーチへ。
とにかく広くて大賑わい。バナナボートやパラセイリングなどいろいろなマリンアクティビティがあって客を呼び込んでいます。
そんな中、伝統的なロングテールボートで沖を巡るミニクルージング的なものがあり、乗ってみることに。
どこかに上陸するわけでもなく、舟の上からいくつかのビーチを眺めて戻ってくる感じで約1時間。熱帯らしい風景が見られてなかなか楽しめました。
海の綺麗さを求めるならパトンビーチよりもこうした少し離れた小さなビーチに行くのが正解のようです。
そして夕暮れ時。パトンビーチは西向きなので夕日が綺麗に見えます。
夜はオールディーズのバンド演奏ありの屋外テーブルのレストランでした。店名も場所も記録なし……。当時はブログなんて書くつもりもなかったので何も残していないのです。
その後はバングラ通りにある HOLLYWOOD というクラブで飲んだり踊ったり……いろいろあって朝が来ました。
タイ料理とヤシの実を求めて
3日目。やはりホテルの朝食は最高。スープがとにかく美味かったのがずっと記憶に残っています(レモングラスの香り)。
この日もまずは数名で街歩き。
買い物などをしつつ、タイらしい食事を求めてたどり着いたのは SANSABAI RESTAURANT というお店。運良く看板を写真に撮っていました。Googleマップで調べたところ、今でも同じ場所で営業しているようです。
南国旅行気分を高めるにはやはりこれ。パイナップル炒飯ことカオパットサパロット(ข้าวผัดสับปะรด)。そしてトムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)。
開放感ある造りで雰囲気も最高でした。
ホテルに戻り、午後からはやっぱりパトンビーチへ。
パラソルの下、ビーチチェアでビールを飲んでただただゆっくり。こんな過ごし方も良いものです。
ヤシの実にストロー差して丸ごと売っていたので帰りに購入。子供の頃に誰もが憧れたやつです。
夜はCOCOA-NUTというレストランで辛い魚などを食べた記憶……。
こちらはGoogleマップで調べたところ、現在はもう別のお店になってしまっているようです。
帰り道はなんとなくみんなバラけそうな様子だったので、ここぞとばかりに一人で離脱して歩いていると、ジャンセイロン(JUNG CEYLON)という大きなショッピングモールにたどり着きました。
噴水のショーが行われていて、雰囲気は博多のキャナルシティのような感じ。春節前の時期だったので干支のウサギ年の飾り付けがいたるところにありました。
その後はホテルに戻ってビールを飲んで、前日に続いてまた HOLLYWOOD に行ったんだったか……若かった。
一人で街をさまよい歩く
最終日の朝。
例によって誰も起きてこないので、朝食のあと一人でホテルを出て、まだ開いている店も少ない静かな通りを散歩。
そうだ海へ行こう、と思いつき、そのまま一人でパトンビーチへ。
ビールを買って、今日で最後の景色をしっかりと眺める。熱帯の青空の下、静かなビーチでビール。こんな良い時間がありましょうか。
昼前になるとあっという間に賑わい始めるパトンビーチ。沖には巨大なクルーズ船が見えます。
そしていざ、街歩きへ。まずは昨日の夜に訪れたジャンセイロンにもう一度行ってみることに。CDショップがあったので、何かタイの音楽を買って帰ろうと思ったのです。
その前に、アイスクリーム。噴水を眺めながら。
CDショップと本屋をめぐり、なんとなく面白そうなものを見た目だけで選んでいくつか購入。
続いてセブンイレブン。
キウイの100%ジュースという日本では見かけないものがあったので購入。
そこからさらに通りを歩いて、良さげな雰囲気のレストランに入ってみました。
またしてもパイナップルチャーハンを頼んでしまった……そしてココナッツミルクのスープ。
おそらく Banana Leaf というお店だったと思われますが、Googleマップで調べたところ、現在この場所はTwo Chefs という別のお店に変ってしまっているようです。
そろそろタイムリミット。ホテルに戻り、プールサイドのバーカウンターで Andaman Sunset というカクテルを飲んで出発の時間を待ちます。
さらばパトンビーチ。
帰りの送迎バスの中から眺める夕暮れ時の町並みが今でも思い出深い……夏が終わる感じ。
頭の中で流れ出すのは当時好きだったSKE48の「ごめんね、SUMMER」でした。好きと言えずに去ってゆくあの感じです……。
懐かしい。自分が推してたのは黄色い服の……
プーケット空港での待ち時間がかなり長くて、思い出と疲れが一気にあふれてきます。
バンコク、スワンナプーム国際空港からの帰国便は深夜の出発。ここでもまた長い長い待ち時間。この日ちょうどエジプトのクーデターでムバラク政権が崩壊したというニュースが流れていたのを覚えています。
翌朝、福岡空港に到着。真冬の寒さで、あまりの温度差に一気に現実に引き戻される……。
こうして初めての海外旅行、プーケットの旅は幕を閉じました。
あとがき
以上、2011年2月のプーケット旅行の思い出話でした。
あらためて写真を見ながらGoogleマップやストリートビューと照らし合わせて行動を振り返ったのですが、やはり9年とは長い月日です。看板が変わっていたり、無くなってしまっているお店も多く、繰り返しになりますが、今ではもうあまり参考にならない情報ばかりかと思います。
ビーチでのルールも現在までにかなり大きく変わったようで、雰囲気も今とは違っている部分がきっと多いことでしょう。客引きやパラソルは減り、ビーチチェアなども近年は出ていないそうです。クリーン路線でそれはそれで良いことかも。
次行けるのがいつになるのか、今はまったく予想もできない状況になってしまいましたが、いつの日か必ず、再訪したいと思います。