【横浜でウチナー】鶴見の沖縄タウンで沖縄そば屋をめぐる
2021.07.01

横浜市の鶴見区は、戦前から多くの沖縄出身の方々が移り住み、沖縄の暮らしや文化を受け継ぎ守ってきたことから「沖縄タウン」とも呼ばれています。
自分が横浜に引っ越してきて間もない頃、その鶴見区の入船公園で開催された「鶴見ウチナー祭」というイベントにBEGINが出演するとのことで観に行ったことがありました。しかしそのときはイベントだけで帰ってしまったので、沖縄タウンがどういう場所なのかはわからぬまま、その後も訪れる機会がなく。
そして今。なかなか沖縄に旅行に行けない間、近くで沖縄気分が味わえる場所やお店を探し求めていたわけですが、そこで思い出したのです。横浜には鶴見区がある!
ということで、あらためて調べて行ってみたところ、それはそれは素晴らしく沖縄な場所で、すっかり気に入って通うようになったのでした。

実際のところ、そんな大々的に沖縄感を打ち出しているわけでもなく、「おきなわ物産センター」がある仲通商店街を中心に、沖縄料理店が数軒点在している、といった感じなのですが、その自然さがむしろリアルな沖縄というか。観光スポットとしての沖縄ではなく、沖縄の日常感が漂っているのですね。
そんな鶴見沖縄タウンで沖縄気分を味わうなら、まずはやっぱり沖縄そば! というわけで今回は、仲通商店街周辺にある3つのお店で沖縄そばを食べてきたのでご紹介します。
Contents
沖縄そばヤージ小(やーじぐゎー)

JR鶴見線・弁天橋駅から仲通商店街方面へ歩いて7~8分ほどで、最初に見えてくる沖縄そば屋が「ヤージ小(やーじぐゎー)」。
1955年創業の老舗で、自家製麺による沖縄そばとチャンプルーなどの沖縄料理を提供しています。
とにかく人気で、行列ができていることも多いです。お店の前に並んだ椅子に座って順番を待ちましょう。

雰囲気はまさに昔ながらの町の食堂。テイクアウトのお客さんも多く、とても活気があります。
ソーキそばを注文しました。ソーキが立派!

麺は縮れのない細めの平麺でなめらかかつコシがある。すごく好みのタイプです。スープは白っぽい色でしっかりだしが効いた感じ。美味い! 紅生姜は好きなタイミングで自分で入れます。
人気も納得の間違いない美味さ! メニューも豊富なのでいろいろ試したいです。
てぃんがーら

おきなわ物産センターのすぐ隣にある沖縄そばのお店が「てぃんがーら」。
以前は別の食堂だったそうですが、2020年の秋から今のお店になったようです。
雑貨ややちむんの器なども売ってあり、お店の奥のほうが飲食スペースになっています。きれいで快適な店内。

ソーキと三枚肉の両方が乗った「おきなわそば」とジューシーを注文しました。

麺はおきなわ物産センターの工場で生産している麺のようで、ちょっと波打って歯ごたえのある細めの平麺。スープは透明感あるあっさり系。紅生姜は別皿で出てきます。
落ち着く感じの美味しさでした。内装も含めて沖縄旅行気分は一番味わえるかも。
ゆうなの花

おきなわ物産センターとてぃんがーらの間を入ったちょっと目立たない場所にある「ゆうなの花」。
外観も内装も昭和の小さな喫茶店といった感じで、リアルに那覇の裏通りに迷い込んだような雰囲気があります。
ソーキそばとタコスを注文しました。

ずっしり食べごたえのあるソーキが嬉しい。透明感のあるスープもいい感じ。ネギたっぷりで紅生姜は最初から乗ってます。
そしてタコスがまた美味い。これは頼むべし!

ハマる人はハマる空間だと思います。
まとめ
以上、鶴見沖縄タウン、仲通商店街周辺の沖縄そばが美味しい3つのお店のご紹介でした。どの店もそれぞれに個性と魅力があって、食べ比べも楽しいかと思います。
仲通商店街の最寄り駅はJR鶴見線の弁天橋駅もしくは浅野駅になります(鶴見駅からだと結構歩きます)。駐車場はコインパーキングがいくつかあるようです。バイク・自転車は弁天橋駅近くに有料の駐輪場があります。
商店街の周辺や鶴見駅近くには良さげな沖縄居酒屋などもあり、いつか夜にも訪れてみたいところ。
また鶴見には南米関係のお店も多く、そちらを巡ってみるのもまた楽しそうです。
首都圏で気軽にリアルな沖縄気分が味わえる鶴見沖縄タウン。沖縄好きの方はぜひ訪れてみてください。
ではでは。