タコが乗った宮古そばが美味すぎる「すむばり食堂」【宮古島】
2023.04.07

沖縄県に属する宮古島ですが、沖縄本島からは約290km、飛行機で45分ほど離れており、島の雰囲気にも食文化にも本島とはまた違った独自性があります。
宮古島の沖縄そばが「宮古そば」。
沖縄そばは、本島でも地域や店によって様々な種類がありますが、基本は豚の三枚肉(いわゆる豚バラ)の煮付けとかまぼことネギが乗ったもの。スープは豚とかつおだしのブレンドが定番になっています。
宮古そばも基本は同じ具材ですが、麺はストレートなものが主流で、スープはあっさりめ。ネギ以外の具材を麺の下に隠すようにして盛りつけるのが伝統的なスタイルのようです。また、お好みでカレー粉を入れる人もいるらしい……。面白いですね。
そんな独自の魅力がある宮古そばの中でも、最高に「ここだけ」感があり、驚きの美味しさを誇るのが、すむばり食堂の「すむばりそば」です。
なんと、タコが乗っている!!
池間大橋近くのお食事処 すむばり

すむばりがあるのは宮古島の北側、池間島に向かって細長く伸びた先のあたり。
周辺には宮古島北西端である西平安名崎や、宮古馬の牧場、雪塩の製塩工場、あまりにも美しい海の色が楽しめる池間大橋などがあり、見どころ満点のエリアなので、観光ついでに立ち寄るにもぴったりです。
というわけで、5月に宮古島レンタルバイク旅行をした際に行ってきました。朝から西平安名崎へと行く途中に場所をチェック。先に池間島へと渡り、ビーチをめぐり、池間ブルーを存分に堪能してから帰りに訪問。

時間帯によっては混むこともあるとのことですが、その日は連休最終日の午後だったこともあり、問題なくすぐに入れました。

畳にテーブルの座敷。のどかな田舎の大衆食堂といった雰囲気も最高です。
島ダコと野菜の炒めものとアーサの「すむばりそば」
いろんなメニューがありますが、ここはやはりお店の名前が入った「すむばりそば」を注文。
冷たいお茶を飲みながら待っていると、来ました! こちらがすむばりそば!

宮古そばにタコと野菜の炒め物とアーサ(柔らかい海藻)が乗っているという盛り沢山の楽しさ!
炒め物の香ばしさと海の香りが絶妙のバランスで、匂いだけでもあふれる多幸感(タコだけに)。
いざ食べてみると……タコがそれはもう柔らかくて、味も濃くて超美味い! なんだこのタコは!? と笑いが出る感じです。

フワフワしたアーサがまたスープにもよく合って至福……なのでした。
宮古島に行ったら是非食べてみてください。市街地からはちょっと離れてますが、一通り観光名所を巡るなら必ず通るエリアだと思いますので。
新鮮な島ダコを使ったタコ料理が人気
すむばりのタコ料理は、お店の漁師さんが採ってきた新鮮な島ダコを使っているとのこと。タコ以外にも貝や魚のメニューもありました。そばの他に丼ものや定食も揃っており、観光情報誌などでは「タコ丼」がイチオシされていることも多いようです。
タコが入った宮古そばも、すむばりそばだけでなくタコ炒めそばや墨入りタコそばなどのバリエーションがありました。墨入り……次回食べてみたい。
お店の周りは本当に静かでのどか。

幸せな時間が過ごせました。
店舗情報&MAP

お食事処 すむばり
- 〒906-0002 宮古島市平良字狩俣768-4
- TEL 0980-72-5813
- 営業時間/10:00~19:00
- 定休日/ 不定休
- 電話予約可・カード不可
レンタルバイク屋のおねーさんも宮古そばはすむばりが一番好きと言ってました。
昔ながらの小さな店なので、団体客がいる場合などかなり待たされることもあるらしいです。ごゆっくり島時間を楽しんでくださいませ!