LCCで台湾旅行 〜 淡水の夜市とイルミネーション輝く街並みを歩く

2018.02.22

2018年1月にPeachで台湾へ行ったときのレポートです。

台湾への観光旅行で夜の定番スポットといえば、なんといっても夜市! 中でも有名なのが士林夜市でしょう。
様々な店や屋台が延々と続く通りと、食堂が密集した地下街があり、夜遅くまで賑わっています。

今回一緒に行った友人が初台湾だったので、やはり士林夜市は外せないだろうということで当然のように行く計画を立てていたのですが……その前に個人的にどうしても行きたい場所があり、まずはそこへ向かうことに。

するとそこがもう、あまりにも雰囲気が良すぎて「……士林はまた今度でいいか」という話になり、結局そこに遅くまで長居してしまったのでした。

あまりにも雰囲気が良すぎて長居してしまう、その場所の名は……淡水(タンスイ/Tamsui)!

台北駅からMRTで約40分、美しい水辺の街「淡水」

台湾島の北の端、川の河口と海が交わる場所にある新北市の地区、淡水区。

夕陽の名所としても知られていますが、その日は曇り空だったので、夕陽はあきらめて日が暮れる頃からゆっくり向かいました。

台北駅からMRT(台北捷運=台湾の地下鉄)で「淡水信義線」の淡水方面行きに乗って終点まで行けば淡水駅に到着です。所要時間は40~50分で運賃は50元(※悠遊カード利用の場合は40元/2018年2月現在)。

※悠遊カードは台湾の交通系ICカード。MRTで観光するなら絶対に利用したほうが良いです。駅にある機械(日本語対応)で簡単に発行・購入できます。
MRT淡水線で淡水へ
MRT淡水線で淡水へ(写真は乗り換えで止まった北投駅にて)

着いた時にはすっかり夜。
駅から外へ出るとすぐに、海辺の空気を感じます(実際は淡水河という川なのですが、河口なのでほぼ海です)。

水辺のほうへ向かって行くと、クリスマスムード全開のイルミネーションが(行ったのは1月下旬でしたが、台湾では正月を基本的に旧暦=2月上旬に行うので、それまではクリスマスの飾りを出しっ放しにしておくことも珍しくないみたい)。

淡水駅前のクリスマスツリー
淡水駅前はクリスマス

金色水岸と淡水夜市

金色水岸」と名付けられた川の河口エリア一帯が公園のようになっており、道沿いに様々な出店や屋台が並んでいます。ここが淡水夜市。

淡水夜市
淡水夜市

士林夜市に比べると人も少なくて回りやすい。

淡水夜市のシーフード
充実のシーフード
金色水岸
金色水岸

金色水岸というネーミングからもう最高です。

出店を眺めながら夜市を過ぎて右折すると、淡水老街と呼ばれる古い町並みのほうへと入っていきます。

馬偕博士と西洋文化の足跡

こちらもやはりクリスマスムード。

淡水のクリスマスイルミネーション
トナカイが走っています

淡水は、19世紀の台湾にキリスト教や西洋医学を伝え広めたカナダ人の宣教師「馬偕(マカイ)博士」ことジョージ・L・マッケイが住んでいた場所とのことで、教会や西洋風の建物も多く残っています。クリスマス度数の高さにはきっとそれも関係しているのでしょう。

馬偕博士は、台湾の医療の発展に貢献した偉人として今なお台湾の人たちに広く親しまれているそうで、通りの名前にもなっています。

馬偕街
馬偕街の案内板

馬偕街を進んでいくと淡水教会があります。

淡水教会
淡水教会

レトロな教会とクリスマスの灯りと……台湾ならではのヤシの木! という組み合わせが美しい。

再び通りを戻り、石段を上がった高台になんとも絵になるヨーロピアンな洋館(実は淡水紅樓というレストラン)があって神々しく光り輝いていたのですが、写真を撮ろうとした瞬間に灯りが消えてしまいました。

淡水紅樓
淡水紅樓中餐廳

時計を見ると21時……ちょうど閉店時刻だったようです。

海風を感じながら夜市で夕食

そろそろ食事をということで、夜市へと戻ると、少しずつお店も閉まり始めています。

肉と野菜を謎の薄いパンのようなもので巻いたメニューが気になったので購入。

Mr.Tantuni
Mr.Tantuniというお店で100元でした

あとで調べたらタントゥーニ(Tantuni)というトルコ~アルメニア方面の料理だそう。
これはケバブより好きかもしれない。クリスピー感ある生地とスパイス強めの味付けで激美味でした。

觀音山の夜景
川の向こうに見えるのは觀音山(標高616m)

淡水駅前広場のイルミネーションと蒸気機関車

海風が冷たくなってきたのでそろそろ台北へと戻りましょう。
来た時とは別のルートで淡水駅へと向かいます。

淡水老街
淡水老街

淡水老街を抜けると、さらなるイルミネーションスポットが。

淡水は1月もクリスマス
毎日がクリスマス

駅前の広場にはSLがあります。

光り輝くSL
光り輝くSL

やややっ……この広場の入り口は……

淡水老街廣場
淡水老街廣場

私の好きな韓国のガールズユニットLOONAのMVで見たことがある風景ではありませんか!

というわけで、淡水駅へと戻ってきました。駅舎も雰囲気があって美しい。

淡水駅
淡水駅

淡水、歴史と海と西洋の香りが漂う独特の雰囲気で、不思議な非日常感にあふれた素晴らしい場所でした。
次は明るい時に来ていろいろ巡りたいところ。

台北から淡水への行きかたのおさらい

台北駅で台北捷運(MRT)の案内に従って淡水信義線の淡水行きに乗るだけ。簡単!

約40分、50元(悠遊カード買えば40元)!

淡水が終点なので間違って乗り過ごす心配もなく、初めてでも安心して行けると思います。

淡水夜市に行く場合は、21時頃には多くの出店が閉まり始めていたのでお早めに。
帰りの路線上には士林夜市に最寄りの剣潭駅もあるので、早めに淡水へ行って、帰りに士林夜市、という観光王道コースも可能です。士林夜市はかなり遅くまで賑わってた記憶(深夜1時頃までやってるらしい)。

よい旅を!

Travel台湾

2018/02/16 (更新:2018/02/22)

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

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