沖縄 週末2泊3日で格安小旅行・前編~空港食堂・瀬長島・山羊料理さかえ
2018.02.22

9月の終わりに沖縄に行ってきました。
過ぎてゆく夏は、追いかけたくなるものです。9月~10月の沖縄はまだ完全に夏!
夏休み時期を過ぎるとLCCが一気にかなり安くなるので、これを利用しない手はありません。
タイミングよく宮崎在住の友人が「沖縄行きたい」と言いだしたので、それに乗っかるかたちで2泊3日、特に休みは取らず、土曜朝行きの月曜朝帰り(そのまま出社)の詰込みスケジュールで向かうことに。
せっかく安さが魅力のLCC旅なので、ゆっくりリゾートするよりは、とにかく沖縄らしさを詰め込んで充実度を上げて、最強コスパを目指したいところ。
海も食も絶景も音楽も外せないし、個人的にはもう五度目の沖縄なので、定番スポット以外の知る人ぞ知る的な場所もめぐりたい……
お互いに希望を出し合いつつ、2日間で回れるコンパクトなコースを練った結果、初日は瀬長島メイン、二日目はうるま市の海中道路周辺をメインにしたプランとなりました。
まずは1日目、那覇空港から瀬長島、夜は牧志で山羊料理、までのレポートです。
Contents
福岡空港からpeachで那覇空港へ

九州に住む我々がLCCで沖縄へ行くためには、まず福岡空港へと向かう必要があります。
福岡空港、改装されて2階のフードコートが素晴らしくおしゃれに快適になっていました。
検査場通過後の待合スペースも、以前に比べて充電用コンセントが大幅に増えて便利に。
どこへ行くにもアクセス良好で、あらためて福岡空港は最高です。

10:30発のpeachに乗り込み、いざ離陸! あっという間に那覇空港へ。
時刻は正午。昼はこれからだ!
ちなみに那覇空港のLCCターミナルは、初めて来た時には誰もが衝撃を受ける、倉庫感にあふれた素敵な建物です。
そこから難民輸送バス……ではなく無料のシャトルバスに揺られて国内線ターミナルビルへ。
建物に入ると、沖縄に着いた人がまず最初に写真を撮ってしまう場所としておなじみ「歓迎 めんそ~れおきなわ」の看板があります。
昼食は「空港食堂」が安くて沖縄感満点でおすすめ

那覇空港国内線ターミナルは4階がレストラン街になっている他、1~3階にもいくつか食事のできる店が入っています。
中でもイチ押しは、1階の端の端(正面入り口から入ってそのまま左へずーっと進んだ一番奥です)にある知る人ぞ知る食堂、その名も「空港食堂」!
観光客向けのレストランではなく、「これぞ食堂!」という感じの雰囲気で、聞くところによると空港職員の方が多く利用されているとのこと。
手頃な値段で沖縄らしい定番のメニューが楽しめます。
まずはやっぱり沖縄そば。もちろんオリオンビールもありますよ。

ゆいレールと無料シャトルバスで瀬長島へ
いよいよ第一の目的地、瀬長島(せながじま)へ。
瀬長島は那覇空港のすぐ近くにある小さな島で、橋を渡って車でも行くことができます。
2015年に「ウミカジテラス」というカフェやレストランやおしゃれなショップが密集した商業エリアがオープンし、空港から手軽に行ける新名所として人気を集めています。
なんといっても素晴らしいのは、ゆいレール(沖縄のモノレール)と無料シャトルバスの乗り継ぎだけで行けるということ! レンタカーやタクシーは必要ありません。
まずは那覇空港駅からゆいレールでとなりの赤嶺駅へ(約4分/150円)。

それにしても天気が最高。空、青過ぎ。
赤嶺駅前のロータリー的なところで待っていると、「Umikaji Terrace」と車体に書かれたマイクロバスがやってきます。わかりやすい!
約10分でシャトルバスは「瀬長島ホテル」の前に到着。緩やかな坂を上ったところにあるので、とにかく景色が最高です。

海の色が沖縄!
バスを降りたところから海のほうへは、階段で降りられるようになっています。

完全に夏です。
ウミカジテラスのほうへと歩いていくと、今まさに開発が進む瀬長島らしく、途中に工事現場があり……泥水が海に流れ込んでなかなか凄いことになってました。

ウミカジテラスはリゾート感あふれる食の楽園

ウミカジテラスが見えてきました!
青い空と海に面して並ぶ真っ白なショップの群れ! まさに気分は地中海です(行ったことないですが)。
いろんなお店が階段状に並んでおり、店の前がテラスになっているので、海風と太陽を浴びながら食事をすることができます(もちろんエアコンの効いた店内で涼むのもあり)。
ひとまず瀬長茶屋でパイナップルかき氷。甘い!

猫もいます。

オリオンとハイビスカス!

瀬長ビーチでSUP(Stand Up Paddle)体験
今回の瀬長島でのメインイベントは、「スタンドアップパドル(Stand Up Paddle)」略して「SUP(サップ)」という、海に浮かべたサーフボードの上に立って乗り、オールで漕いで進むマリンスポーツを体験すること。
予約の時間までもう少しあるので、場所の下見を兼ねてビーチへ。

瀬長ビーチは小さなサンゴのかけらがいっぱいなので、裸足で歩くとちょっと痛いです。
下見を終えて、時間までビーチのすぐ横にあるカフェ「anjina」で休憩。良い雰囲気のカフェでした。

「ISLAND MAGIC」というおしゃれなエリア(BBQなどが出来るらしいです)を抜けたところに、SUPの体験をやっているサーフショップがあります。

15分ほど基本のレッスンを受けて、あとはひたすら海の上をうろうろする1時間の体験コース(2,700円)でした。
カメラは全部ロッカーに入れてしまったので、写真は無し。
見た目の軽やかなイメージとは大違いで、とにかく腕と脚の筋力が必要で……めちゃくちゃ疲れましたが楽しかった!
バランス取ってサーフボードに乗ること自体は意外とすぐに出来て、落ちることもなかったので、泳げない人でも多分大丈夫だと思います。
ただ、じっとしてるとどんどん風で流されるので、ひたすらオールで漕がないと戻ってこれなくなります。
空港のすぐ横なので、海の上に浮かびながら着陸する飛行機を間近で見られるのも面白い体験でした。
琉球温泉「龍神の湯」で夕日を眺めて…

運動した後はやっぱりオリオンビー……の前に、温泉へ!
最初にバスで到着した瀬長島ホテルには「龍神の湯」という温泉があり、宿泊客以外でも利用できるようになっています。
龍神の湯のポイントはなんといっても、露天風呂が「立ち湯」になっており、湯に浸かったまま海を眺められるということ!
しかもそれは西向き……つまり、水平線に沈む夕日が完璧に見える! という、素晴らしい設計になっています。
ちょっと料金はお高い(平日1,330円/土日祝1,540円)ですが、納得の満足感。せっかく来たなら夕日の時間を狙って入りましょう。
ウミカジテラスの夜

温泉の後はやっぱりビールということで、ふたたびウミカジテラスへ。
昼間は一度海沿いの道に降りて下から巡りましたが、今度は瀬長島ホテルのある坂の上側から直接ウミカジテラスに入りましょう。
それにしても、どれもこれも配置が完璧……! 海も食事も温泉も、徒歩のみでストレス無く移動できる素晴らしさ!
夕食は国際通りに出る予定もあったので、ここでは軽めのメニューで済ますことにして、いい感じに賑わっていたタコライスの店で(タコライスではなく)タコスを注文。

夜のウミカジテラスもトロピカリアで最高でした。

国際通りを歩いてホテルへ
瀬長島からの帰りのシャトルバスには「パレットくもじ」行きがあり、すなわち国際通りの手前まで乗せていってくれるという、本当にこれが無料でいいのかと不安になってくるほどの便利さ!

今回の宿泊地は牧志にある那覇セントラルホテル。国際通りから徒歩2分。ホテルの場所も予定詰込みプランには重要なポイントです。
一旦荷物を置くためチェックインすることにして、賑わう国際通りを歩いて歩いて到着。期待してた以上に沖縄感あふれる外観が楽しい(最近リフォームされたそうでとても綺麗になっています)。

さてどこへ行こうかというところで、今回個人的にどうしても行きたかった山羊料理の店「さかえ」の営業時間をチェックすると、そろそろ向かったほうがよさそうな感じ。そして明日は日曜で定休日。行くなら今日しかない。
というわけで、念願の「さかえ」へ!
念願の山羊料理さかえ!至福の沖縄時間

国際通りの牧志交番の角を曲がった「竜宮通り」に入ってすぐ左手に「山羊料理さかえ」があります。
昔ながらの味わい深い小料理屋的な雰囲気を想像していたのですが、ちょっと違った、というか別方向に凄かったというか……。衝撃的にハイテンションな楽しさと美味しさと笑顔にあふれた素晴らしいお店でした。
ねーねーの止まらないトークを楽しみながら、山羊刺しと泡盛をゆっくりいただき、最後にお目当ての山羊汁を。

本当に来て良かった! 今日一日の旅の疲れもすっかり忘れてしまうほど、元気になれる時間でした。
さかえについては詳細レポートを別記事にしていますのであわせてご覧ください。
帰りにファミリーマートで人気の「泡盛コーヒー」を買ってホテルへ。

1日目のまとめ
天気にも恵まれ、心も体も満たされた一日。
瀬長島は実は5月にも一度来ているのですが、その時は島を一周して海を見ただけだったので、ウミカジテラスも龍神の湯も今回初訪問でした。
やはりとにかく圧倒的に移動が便利! 空港からも国際通りからもアクセス良好で、島に着いてしまえば徒歩で全部回れるという快適さです。
空港に近いことから、旅行プラン的には初日もしくは最終日の空き時間に瀬長島、というパターンが多そうですが、一日中ずっといても楽しめると思います。
沖縄らしいメニューのお店も多数そろっているので、ひたすら食べ歩きに徹するのもありですね!
瀬長島へのシャトルバスの時間は以下のサイトにてご確認ください。
ゆいレールは、昼間の時間帯であれば毎時7~10分間隔で運行しています。券売機で切符を買って、切符のQRコードを改札の読み取り機にかざす形式。SuicaやPASMOは現時点(2017年10月)では使えないのでお気をつけください(OKICAという沖縄独自のICカードがあります)。
明日は朝から詰込みスケジュールです! 移動に備えてしっかり眠りましょう。