冬の沖縄旅行〜到着日の午後だけで回れる南城市・糸満市の名所と絶景めぐり

冬に沖縄に行くべき3大理由。

飛行機が安い!
観光客が少ない!
寒くない!

寒さが何よりも苦手な私にとって熊本の冬はまさに地獄の季節(ランボー)!
正月の里帰りも落ち着いたところで、寒さからの逃走を試み沖縄へと向かいました。

1月下旬、真冬の沖縄は、曇っていたこともあってさすがに「暖かい!」とまではいきませんでしたが、本当に全く寒くない! 上着が要らないとはなんと身軽で素晴らしいことでしょうか。

今回は沖縄に一泊して翌朝すぐ台湾へ移動するスケジュールなので、昼に那覇空港に到着した後、沖縄めぐりができるのはその日の午後のみ。限られた時間を有効に活用するため、回るエリアを本島南部の南城市、糸満市に絞って行動開始です。

昼食は楚辺そばで

レンタカーを借りて、いざ南城市を目指して出発!

……の前に、昼食!

楚辺そばの軟骨ソーキそば

那覇市内楚辺にある、その名もそのまま「楚辺そば」という人気のお店で軟骨ソーキそばをいただきました。とにかくソーキ(豚肉のあばら肉=スペアリブのこと/大抵の店ではそばの上に乗って出てきますが、ここ楚辺では別の皿で登場します。なぜならデカいから……)が丸々と迫力のボリュームで、とろけるように柔らかくてそれはもう凄い。ここ本当に素晴らしいお店なので別記事でも紹介しています。

ニライカナイ橋~海を望む絶景ドライブコース

エナジーチャージ完了して、いよいよ出発。

まずは那覇から一気に沖縄本島を南東方向に横切って、南城市へと向かいます。
しばらく内陸の風景が続きますが、いよいよ東海岸に近付いたところで、最初の見どころ「ニライカナイ橋」。

ニライカナイ橋

トンネルを抜けた瞬間、山の上から海を見下ろすような絶景が広がり、ジェットコースターのような陸橋になった下りの坂道に入ります。
最初の下りが「ニライ橋」。そのまま大きくカーブして「カナイ橋」へと続きます。

ニライ橋
ニライ橋。動画からのキャプなので画質が…

車の中からの写真だとあまり絶景感が伝わりませんが、歩道もあって自転車や徒歩で通行することも可能になっています。また橋に入る直前のトンネルの上に展望エリア的な場所があるとのことで、写真を撮るならそこへ行くのがいいかも。

ニライカナイ橋を過ぎるとまもなく、琉球王国の信仰の聖地として知られる斎場御嶽(せーふぁうたき)に到着です。

斎場御嶽~琉球王国最高の聖地

斎場御嶽

斎場御嶽に入るには、まず駐車場になっている南城市地域物産館でチケットを購入して、そこからしばらく(約700m)歩いて入り口へ。入り口の建物で斎場御嶽の説明と注意事項の映像を見てから中へと進みます。

観光名所になっているとはいえ本来は宗教的な祈りの場なので、それを理解した上で入らなくてはなりません。

わりと険しい山の中を歩くので、履物には注意が必要です。
森の中の参道を抜けて辿り着くのが、ガイドブックの写真などでおなじみの大きな三角形の岩の隙間!

斎場御嶽・三庫理

その隙間を通り抜けると三庫理(サングーイ)という拝所があり、そこから海が見えます。

斎場御嶽から久高島を眺める

突然時間の流れが止まる感じの……これが聖地かという景色。晴れていればさらに凄い視覚体験になるのでしょう。

遠く正面に見えるのが神の島と呼ばれる久高島です。

久高島はフェリーで15分くらいで行けて、小さい島なのでレンタル自転車で回れるらしく、いつか行ってみたいところ。

南国フルーツパーラー

駐車場へと戻る坂の途中にあった「南国フルーツパーラー」という店で一休み。シークワーサーソルベを屋外カウンターで。

三線の演奏がどこからか聞こえてきて(見ると店のお姉さんが中で弾いてました)、今がまだ1月であることを忘れる……夏の始まりです。

ひめゆりの塔~平和を学ぶ慰霊の地

次なる目的地は糸満市。沖縄本島を南の端まで下って行きます。

その前に本当はもう一箇所、南城市のガンガラーの谷にあるケイブカフェ(鍾乳洞の中にカフェがある)に寄るつもりで到着……と思ったらまさかの「本日貸切」の表示。

ガンガラーの谷
本日貸切…

仕方なくあきらめそのまま糸満市に突入です。
目指すは本島最南端の喜屋武岬(きゃんみさき)。
途中のルート上にひめゆりの塔があるので立ち寄りました。入り口で花を買って供えます。

ひめゆりの塔
ひめゆりの塔

喜屋武岬〜沖縄本島のほぼ最南端

そして間も無く目的地周辺エリア。これまで通ってきた331号線を外れて、細い田舎道へと入り、うねうねと進んで行きます。

喜屋武岬への道

ナビの説明でもかなりわかりにくい道です。

喜屋武岬・案内看板

畑の中の道を抜けて、ついに到着。沖縄本島のほぼ南西端に位置する、喜屋武岬(きゃんみさき)です。

喜屋武岬
展望エリアから左手に見える突き出したところ(写真中央)が沖縄本島最南端「荒崎」

一面に広がる海と崖。まさに絶景ですが、それほど観光地化はされておらず、しかも今は1月ということで、観光客は我々のほかに一組だけ。

喜屋武岬・平和の塔
沖縄戦の悲しい歴史がある場所とのことで慰霊碑「平和の塔」が建てられています。

晴れていれば一面青い海でそれはそれは美しいらしいです。いつかまた訪れたいところ。

具志川城跡~海に囲まれた絶景のグスク

具志川城跡の入り口
具志川城跡

喜屋武岬からすぐ近く(1キロほど)に、具志川城跡(ぐしかわじょうあと)というグスクがあるとのことで、行ってみました。
田舎道を抜けたところに入り口があり、そこから小道が続いています。外からは全く何があるのかわからない感じで、むしろ何も無さそうに見えるのですが、入ってみたら凄かった……!

具志川城跡・城門

グスクということで古い石垣と城壁が残っている場所なのですが、これがまた……三方を海に囲まれた切り立った崖の上にあるグスクなのでした。完全に絶景!

具志川城跡の中へ

視界180度に広がる水平線。そして迫力の城壁。

具志川城跡から眺める海

これで晴れていれば……! やはりまた来るしかありませんね。

こちらも観光客ゼロ。まだまだ知る人ぞ知る的な穴場絶景スポットと言えるでしょう。完全におすすめです。

帰りはふたたび331号線で本島西側を那覇に向かって北上。夕方でかなり渋滞してましたが、無事に到着してレンタカー返却。

旅のまとめ

沖縄本島の南の海沿いをぐるっと一周して戻ってくる感じのルートでした。オール下道で海が見える区間多めの快適プランです。
午後だけで回れてかなりの充実度なので、コンパクトな詰め込みスケジュールで旅したい方は是非お試しください。このくらいの距離ならあえてレンタルバイクで回るのも楽しそうです(帰りの渋滞をスルーできるのもポイント高め)。

夜は国際通りから良い店を求めて歩き、たどり着いた栄町市場の雰囲気良すぎな居酒屋と老舗の名店うりずんで素晴らしい時間を過ごして、最高に最高な沖縄の夜に酔うのでした。そんな話はまた今度。

Travel沖縄

2018/02/28

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

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