永尾神社~海の上の鳥居が美しい熊本県宇城市の小さな神社

2019.01.17

海に浮かぶ鳥居といえば広島の厳島神社が有名ですが、実は熊本にもそのような場所があるのでした。

有明海と八代海に挟まれた宇土半島の南側、熊本県宇城市にある永尾神社(えいのおじんじゃ)。
海を望む小山の上にある小さな神社ですが、その鳥居と二つの石燈籠は海の上に建っているのです。

それは見たい!

ということで、行ってきました。

潮が引いている時は陸続きになっているそうですが、せっかくならば海の上に立っている姿を見たいところ。潮の時間をしっかり調べて、満潮時前後にたどり着けるように向かいましょう。


松橋から三角方面へ海沿いの道をゆく

熊本市内からのルートは単純。松橋経由で三角方面へと宇土半島の南側の海沿いをまっすぐ進むだけ。
ただし、神社の周辺はかなり地味で目立たないので、見逃して通り過ぎないよう注意が必要です。

道路沿いにも神社への入り口がありますが、その少し手前で左折して海の方へ向かうと、目的の鳥居に辿り着けます。

小道を抜けると目の前にパッと海が広がって鳥居が現れて感動! 的な展開を期待していましたが、実際は海沿いにコンクリートの堤防があるので、それを越えないと鳥居は見えません。特に観光地化されているわけでもないので致し方ない……。

堤防の一部が扉になっていて、そこから海へと降りられるようになっています。そこでようやく……見えました!

海に浮かぶ鳥居

堤防から望む永尾神社の鳥居
堤防から望む永尾神社の鳥居

穏やかな海。

永尾神社の鳥居・近くから
岩場が見えなくなるくらい潮が満ちてるタイミングを期待しましたが…少々早すぎたようです

静かな風景です。

永尾神社の鳥居・別角度
南向きなので基本的に逆光

満潮と夕日が重なるとそれはそれは美しいそう。いつかまた訪れたいところ。

神社に参拝

永尾神社の石段

神社の方にも参ってきました。

石段を登ると、鳥居と海を見下ろせる場所があります。

永尾神社・石段の上からの眺め
石段を登ったところにある見晴らし台からの眺め

神社の前には相撲の土俵があります。

永尾神社と土俵

静かで落ち着いた良い神社でした。

海が見える神社

永尾(えいのお)神社という名前は、その昔、海の神様(海童神)が大きなエイに乗って宇土半島に上陸したとされ、そのエイの尾にあたる部分に建てられた神社なので「エイの尾」神社、なのだそうです。

帰りは道の駅不知火で貝汁定食を

道の駅不知火
道の駅不知火。温泉もあります。

帰りは近くの道の駅不知火にあるレストラン「しらぬひ亭」で昼食。
人気ナンバーワンとのことで「貝汁定食」を頼んでみたら、なるほど……山のようなアサリ! これは満足度高い。980円。おすすめです。

道の駅不知火・しらぬひ亭の貝汁定食
しらぬひ亭の貝汁定食

その後、松橋にある温泉施設「古保山リゾート」に立ち寄ってから帰りました。

永尾神社への行き方と地図

熊本市内から国道3号線を南下し、松橋で左折して国道266号線に入り、そのまま宇土半島の南側の海沿いをまっすぐです。

道の駅を通り過ぎるとまもなく道が海沿いを離れて集落のほうへと入っていきます。最初の信号が見えてきたら、その手前10メートルあたりで左側の畑の横の小路に入り、海まで直進すると鳥居があります。

熊本の知る人ぞ知る名所めぐりも楽しいものです。

Travel熊本

2018/03/12 (更新:2019/01/17)

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

Twitter | Instagram

人気記事

最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

このブログについて

Junineblog「未知との遭遇の日々」は、好奇心を忘れず生きていくためにいろいろな場所へ行き、いろいろな音を聴き、いろいろなものを食べよう、というブログです。

もっと詳しく