音楽を続けていると良いことがある

先週の土曜日は、福岡のCafe&Bar「gigi(ジジ)」にてライブでした。

高校生の頃から自分で曲を作って録音したりしていました。その後、大学でバンドサークルに入り、いくつかのバンドで活動し、地元のアマチュアバンドのライブイベントに参加したり、自主制作のアルバム(手売りのCD-R)を作ったりもするようになりました。

バンドと言っても、いかにも「バンドやろうぜ!」的なロックバンドではなく、自宅録音メインの楽曲制作ユニットのような形だったので、ライブハウスの通常ブッキングのようなものには一切出ていなかったのですが、それでも細々と続けていれば、ありがたいことにどこかで見つけて聴いて面白いと思ってくれる人がいて、イベントに誘ってくれたり、横のつながりができたり。

やがてメンバーの就職や引っ越しなどで、バンドとして活動する機会は少しずつ減っていき、また自分の音楽趣味もバンドサウンドよりもシンガーソングライターやグローバルなポップ寄りになったところもあって、気づけばバンドでライブをすることはほとんどなくなってしまいました。

ここ数年は、年に1~2回、知り合いのイベントなどで一人でガットギターの弾き語りをするくらい。もはや「音楽活動をしている」などと言えるレベルではないのですが、それでも声をかけてくれる人がいるだけでもありがたいことです。

cafe and bar gigi

先週の福岡でのライブは、かつてバンド時代にベースを弾いてくれていたメンバーが企画したもので、その縁で誘ってもらったイベントでした。
去年の秋におそらく5年ぶりくらいに彼と再会し、彼自身ソロで福岡でライブ活動をしていると聞いて、いつかまた一緒に何かやろうみたいな話をして。

そんなわけで、せっかくなので懐かしのバンド時代の曲を中心に演ろうと準備をして、当日を迎えました。

思えば彼にはベースだけではなく、アルバムの録音で「ジューズハープ(口琴)」を弾いてもらったことがあり、今回その曲も密かに準備していたのですが、リハーサルを終えてふと見ると、彼がジューズハープを持ってきているではありませんか!

ジューズハープ(Jaw Harp/Jew’s Harp/口琴)はこんな楽器。面白い音が出ます(画像:Amazon.co.jp)

これはもう弾いてもらうしかないでしょう。

その場で簡単に合わせの練習をして、本番で演奏に参加してもらいました。10年以上ぶりの共演でした。音楽を続けていると、こんな面白いことがあります。

さらに。

gigiのPA(マイクや機材の音量バランス調整などをしてくれる人のことです)の人は、なんとその昔、同じイベントで対バンしたことがあるバンドのメンバーの方だったのでした。

驚きと、懐かしい話。音楽を続けていると、こんな面白いことがあります。

これから年を重ねていけばいくほど、こうした体験がさらに面白いものになっていくのでしょう。

爺さんになっても、音楽を続けていたいものですね。

あらためて、誘ってくれたN君、熊本から来てくれた2人、そしてすべての来場者と関係者の皆様、ありがとうございました。

Daily Life

2018/02/10

書いた人:

一人旅ときどきギターと太鼓。年々増していく時の流れの速さと記憶力の低下に危機を感じ、いろいろなことを記録しておくために書き始めました。元CDショップ店員。現在はIT系のエンジニア。寒さに弱すぎるため旅行先は基本的に南の島です。釣りたい魚はアカジンミーバイ。

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