WordPress「何かうまくいかなかったようです。変更が保存されていないかもしれません。」…何かとは何か!?
2018.06.18

WordPress(ワードプレス)という大変に便利なCMS(知らない人にわかりやすく言うとブログのシステム一式をパッケージしたもの)がありまして、このブログもWordPressを使って作られております。
そのWordPressで2017年の11月に大きなバージョンアップがあり、構文ハイライトとエラーチェックという機能が追加されました。
WordPressというのは自分でサイトの見た目や機能部分を編集してカスタマイズできるところが最高に素晴らしいのですが、その際に記述をミスったりしたら、ページが真っ白になってサイトが見れなくなる……といったことが起こるリスクもあり。それを編集段階でチェックして、問題があれば保存する前に警告を表示してくれる、というありがたい機能です。
普通に考えるとありがたいのですが、たまによくわからないことを言い出します。
他サイトで使っていて問題なく動いている記述を新しいサイトに入れたところ……

何かうまくいかなかったようです。変更が保存されていないかもしれません。手動で修正し、FTP 経由でファイルをアップロードすることもできます。
こんな文章が表示されて、保存できない状態に。
「何か」とは!?
問題になりそうなPHPやScript部分を一個一個消したり足したりして「うまくいかなかった」のは何かを突き止めようとするのですが、さっぱりわからない。Javascriptを使った部分を全部消すとエラーは出なくなるけど、さすがにこれでは困る……。
検索してみると「プラグインをアップデートしたら直った」という記事があったので、さてはプラグインが悪さをしているのではないかと考えるも、そもそもサイトを作り始めたばかりでまだプラグインなんて全然入れてない。
さらに全く別のサイトに試しに入れてみると、問題なく保存できる。違いがあるとすれば……サーバー?
そして再び検索の海をめぐった結果、手がかりになりそうなこちらの記事にたどり着きました。
上記記事では「何かうまくいかなかったようです」とは別の警告文ですが、テーマ編集ができなくなるというのは同じ状況。
どうやらサーバーのセキュリティ設定でWAF(Webアプリケーションファイアウォール)がオンになっていると、WordPressのテーマ編集でエラーが出ることがあるとのこと。
もしかしてこれでは? と思いサーバーの管理画面でWAFの設定を確認したところ、やはりオンになっています。試しにオフにしてみたところ……

無事に編集できました!
というわけで、同じ状況に遭遇した場合は試してみて下さい。
WAFはセキュリティを守る仕組みなので、テーマの編集をするときだけオフにして、普段はオンにしとくのがよさそうですね。
忘れないように、自分用メモ。