タコライスを自宅でいつでも簡単に作れるようになる知識とレシピ
2018.09.05

タコライスと出会ったのはいつのことだったでしょうか。
今では全国のコンビニメニューなどにも取り入れられるようになった沖縄の創作料理タコライス。
Wikipediaによるとタコライスは1984年に誕生したそうで、これは同じタコスに影響を受けた日本の食べ物である湖池屋「ドンタコス」よりも長い歴史があるということになります。
(ドンタコスは1994年発売。Wikipediaは何でも知っている。ちなみにモスバーガーの「ナン・タコス」は2002年に初登場。これはWikipediaにも書かれていない…)
タコライスが素晴らしいのは何といっても「生野菜と肉と米を一皿で同時に食べることができる」ところ。
忙しい現代人の食事にふさわしい機能性と時短をコンパクトに実現しています。まさに完全食品!
これはもう毎日タコライスでもいいかもしれませんね。
というわけで、自宅でタコライスを作れるようになりましょう。
Contents
タコライスを作るには?

タコライスは「タコス」の具材をライスに乗せるだけなので、構成は実にシンプルです。必要なのは野菜(レタスやトマト)とタコミート(タコスミート)と白いご飯。あとはお好みでチーズやサルサソースなど。
要はタコミートさえあれば、あとは切って炊いて乗せるだけなので、タコミートをどう準備するかが一番のポイントです。
選択その1:レトルトに頼る
簡単で保存にも便利なレトルトのタコミートがいくつかのメーカーから発売されています。
おすすめはなんといっても沖縄食材の神メーカーことオキハムの「タコライス」。沖縄県外でも大きなスーパーやカルディなどで売っています。
レトルトのデメリットとしては、商品のバリエーションが限られているので味を選べないこと。また、肉を多めにしたいなどの調整ができないことです(大体どのメーカーも1食分が割と少な目な印象)。
選択その2:挽き肉を市販のタコスシーズニングで炒める
タコス用に様々なスパイスと調味料をミックスしたシーズニングがいくつかのメーカーから出ています。
味付けに悩む必要がなく、肉のボリューム感もしっかりと得られるコースです。
ただしこちらも味が選べないというデメリットがあります。また、分量も小袋単位で「2人前」のように決められていることが多いです。
上記写真のエルパソのタコシーズニングでは1袋30グラムで挽き肉500グラム分のタコミートが作れます。
さすがに毎日は作らなくてもいい、という人はS&Bのタコスシーズニングがコンパクトで香りも良くておすすめ(2人前×2袋入っています)。
選択その3:挽き肉とスパイスから好みの味付けで作る
毎日タコライス生活を目指すならば、味と量をもっと自在にカスタマイズできるようにしたいところ。
そうなるとこれはもう、好きな肉を食べたいだけ用意して、必要なスパイスを用意して、自分好みの味付けで作るのが一番です。
でもスパイスから作るなんて難しそう……なんて心配は要りません。
市販のタコスシーズニングに何が使われているのか、複数の商品を調べた結果、絶対に外せない3つの要素を特定しましたので、それを組み合わせて好みの味にしていけば大丈夫です。
肉も野菜も多めで山のように盛ったタコライスにしたいなら、このコースで決まり! それではレシピのご紹介です。
自宅で簡単タコライス大量生産レシピ

材料
タコスミート
牛ひき肉(or合いびき肉)・・・100g~好きなだけ
にんにく・・・1片
オリーブオイル・・・適量
クミン・・・適量(多いほどスパイシー)
オレガノ・・・適量(多いほど爽やか)
チリペッパー(赤唐辛子)・・・適量(多いほど辛い)
コンソメ(粒)・・・ほんの少し
水・・・少量
塩・・・適量
野菜
レタス・・・適量(千切り)
トマト・・・好きなだけ
その他
白飯・・・好きなだけ
チーズ・・・好きなだけ
チリソース(サルサソース)・・・好きなだけ
作り方
①みじん切りにしたにんにくとオリーブオイルをフライパンに入れて弱火で熱し、ひき肉を入れて炒めます。
②クミン、オレガノ、チリペッパー、コンソメ、全部入れて水を入れて混ぜながら炒めます。
③味を見ながらスパイスと塩で好みに調整します。
④出来上がったタコミートを白飯の上に広げて、レタス、トマト、チーズを乗せます。
⑤チリソースをかけて出来上がり。
ポイント
絶対に外せない3要素は「にんにく」と「クミン」と「オレガノ」。タコス感を出す香りの決め手となります。どれも大きなスーパーには大抵売っています。
より見た目をそれらしくするにはパプリカ粉を入れて赤みをプラスするとよいです。
タコミートに玉ねぎとニンジンのみじん切りやトマトを入れるレシピもよく見かけますが(ミートソースっぽくなる)、今回はとにかく「簡単」であることがポイントなのでシンプルにいきましょう。
大量に作って余ったタコミートは、冷凍保存することが可能です。これで夢の毎日タコライス生活です。
沖縄で出会った様々なタコライス
シンプルであるがゆえに様々なカスタマイズが可能なタコライス。お店ごとの味付けや見た目の違いも楽しいですね。

那覇・国際通りにある昔ながらの喫茶店風の雰囲気が素敵な「まつばら屋」のタコライス。唐辛子入りのトマトケチャップを自分でかけて食べるスタイルです。

おしゃれ極まりないこちらは、観光スポットとして人気の古宇利島に渡る橋の手前にあるガーデンレストラン「美らテラス」のタコライス。
古宇利大橋と海を見下ろす絶景の屋外テーブルで食事ができます。

コンビニにもタコライス! 沖縄ファミリーマートの「チーズ野菜のタコライス」です。肉がセンターというのが強い!

ホテルの朝食のバイキングにもタコライス! 自分で具材を乗せてサルサソースをかけるスタイルです。
茶碗に入れてしまったので見た目が少々あれですが……。那覇ロワジールホテルの朝食。

そして全国に広がるタコライス……これは成田空港第2ターミナルビルの吉野家のタコライスです。4色に分けた盛り付け。
沖縄に行きたくなってきましたね。
最後に1曲どうぞ。