アイドル楽曲大賞2018に投票しました
2018.12.05

12月ということで、今年も年間ベスト的なものを選ぶ時期になりました。
ひとまず、毎年行われている「アイドル楽曲大賞」に投票してきました。
今年は個人的に九州から関東に引っ越したこともあり、久々にTIFにも行ったりして、ここ数年ではもっとも多くアイドル現場に足を運んだ1年となりましたが、いざ振り返ってみると……
Contents
メジャーアイドル楽曲部門
1.メロンソーダ/夢みるアドレセンス
今よりもずっとアイドルに夢中だった2012〜13年ごろの気持ちがよみがえる……そんな曲でした。MVも最高。彩耶ちゃんも最高。まさに夏のセンター。
2.ずっとサマーで恋してる/虹のコンキスタドール
そのグループにしか歌えない曲、みたいなのが好きなのです。歌詞とか音楽ジャンルの話ではなく、グループとしての個性がそのまま音になった感じの、トータルでしっかりプロデュースされてるこれぞアイドルグループの作品、みたいなやつ。そういう意味で虹コンのシングル曲はいつも完璧。各メンバーのボーカルの特性をいかしたパート割りとか毎回本当に素晴らしくて惚れ惚れします。
夏フェスのステージ全てが楽しかった思い出ポイントもプラス。
3.ハリネズミの唄/まねきケチャ
有名曲しか知らなかった頃に福岡のインストアで初めて聴いて「こんな曲を歌えるアイドルなのだな……」と大いに感動させられました。ギターとカホンによるアコースティックバージョンがまた良いです。中川美優さんの声が好き。ソロバージョンは至福。
4.鏡の中から/まねきケチャ
これもまた、グループならではの個性と、アイドルにしかできない表現のバランスが良くて好きなやつです。
5.君にトロピタイナ/寺嶋由芙
この音にこの映像、最高でしかないですね。TIFのスマイルガーデンを思い出します。とても夏。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門
1.不思議な旅はつづくのさ/つりビット
つづくのさ……大人になりながら、新しい音を手に入れて、これからもずっと続いていくのだと思っていたのですが、あまりにも惜しい解散のニュース。しかし一度のメンバーチェンジもなくここまでやってきて、5人揃って桜の季節に綺麗に終わりを迎えるのもやっぱりつりビットらしい、そんな気がします。多くの素晴らしい曲たちを残してくれたことに感謝しかありません。作品は永遠に鳴り続けます。
2.TOKYO WONDER GIRL/つりビット
そしてこの曲、完全に新境地だ! 新しい時代の幕開けだ! と大盛り上がりしたのがまだほんの2ヶ月前の話。こんなに最高なのに……。
3.ハローニュージェネレーション/CY8ER
貴重なベース〜エレクトロニック系。これもまたメンバーの個性とグループとしての音がしっかり馴染んでいるからこそ、単に「こういうジャンルでやってみました」だけじゃない独自のアイドル性があって好きです。クールなサウンドなのにライブは完全にアイドル現場の熱さなのも良し。夏のイベントで何度かステージ観ましたが、どれも最高に楽しかった。
4.ナナイロナミダ/nuance
横浜市民になったので、横浜拠点のアイドルはいるのだろうかと調べてみたら、出てきたのがこのグループ。聴いてみたら曲も良かったという。トマパイを思い出させるタイトルに、90年代スウェディッシュポップ的な音。いつかライブも観てみたい。
どことなくMyLittleLoverなアルバム6曲目「Wish」も良い曲。
5.Caution!!/グーグールル
なんとなく懐かしいインディーポップ感ある可愛さ。こういう音には無条件で反応してしまいます。カップリングの「妹の恋人」も良い曲でした。
アルバム部門
1.『ハローニュージェネレーション』CY8ER
2.『きみわずらい』まねきケチャ
3.『レインボウフェノメノン』虹のコンキスタドール
推し箱部門
つりビット
あとがきと余談
結局いくつかの特定グループの曲しかちゃんと聴いてない……というのがまるわかり。昔はもっとあれも入れたいこれも入れたいと悩んで選んでいたのですが、今年はあっという間に選曲完了です。でも全部良い曲だ!
聴く幅が狭くなってしまった理由を考えてみると、やはりCDを買わなくなってストリーミングに移行したことが大きい気がします。本来であれば逆に幅が広がりそうなものですが、そんな簡単な話ではなく。
自分が昔ほどアイドルの新譜をチェックしなくなったタイミングと、日本でAppleMusicがスタートした時期(2015年)がほぼ重なっているんですよね(その時期に推してたアイドルの卒業や解散が続いたり、別の趣味が増えてあまり現場に行かなくなったのももちろんあるのですが)。
それまではCDで音源を集めるのが趣味みたいなところがあり、現場に行ってはCDを買って帰るので、結果的にアイドル音源を聴くことが多くなっていました(予算にも限りがあるので)。
しかしAppleMusicの登場で、アイドル以外にもあらゆるジャンルが手軽に大量に聴けるようになり、昔から好きだったブラジル音楽やジャズやK-POPへの熱が再燃して、それらの膨大な量のカタログをチェックするほうが楽しくなってしまったのです。
それが当たり前になってくるともう、ストリーミングに無いものをわざわざ買って聴く、というのはかなりハードルが高い。そして日本のアイドル……に限らず邦楽全般はストリーミングへの対応があまりにも遅かった。CD発売日に対してストリーミング配信開始日を大幅に遅らせる(しかも告知はしない)、みたいなパターンもあったりして、そりゃ新譜チェックしなくなるわーという。
そんな状況が数年続いての今、という気がしています。
こうしてあらためて見ると、自分が選んだグループ、つりビット、夢アド、虹コンなどは、いずれも早くからストリーミングに対応していましたね。
あまり現場に通えない(そしてCDショップももはや近くに無い)地方や在宅のライトな音楽好きにもちゃんと楽曲をとどけてくれる、そんなアイドルが私は好きです。
そうやって好きになったグループは結果的に現場に行ってチケットやCDやグッズを買うことにも繋がりますからね。
YouTubeMusicもスタートして日本でもようやくストリーミングが本格的に主流になっていく予感もありますし、配信に力を入れるアイドルも増えてきて、ここからまた新しい動きが生まれて面白くなっていくのではないでしょうか。自分ももっと幅を広げていきたいものです。
来年も良い曲に恵まれた年になりますように。