博多で過ごす日曜日~アイドルと映画と沖縄料理
2018.03.18
先週の日曜日は福岡へ行ってきました。福岡空港はよく利用していますが、博多の中心部にやって来るのは久しぶり。
愛らしか博多、待っとるけん
数年前まで、ほぼ隔週くらいのペースで福岡、博多・天神を訪れていた時期がありました。
当時は全国的なアイドルブームで、福岡に行けば週末は何かしらどこかでライブやイベントが行われているような状況だったので、いつ来ても楽しかったのです。
さらに遠い昔、熊本に住む田舎育ちの若者だった自分にとって、福岡といえばそれはもう憧れの大都会でした。福岡に遊びに行くということはとても特別なことで、行きたい店などを事前にしっかり予習して、緊張しながら向かう冒険の旅。年に1~2回、観たいアーティストのライブがある時か、付き合っていた彼女とちょっと気合い入れた休日に訪れる、そんな場所でした。
そんな福岡を一気に身近な存在へと変えてしまったのが、2011年3月、九州新幹線の開通でした。熊本から博多まで、なんと最速30分ほどで行けてしまうのです。
時を同じくして、福岡にアイドルブームが訪れます。2011年秋にHKT48の劇場がオープン。当時ほぼ在宅でAKB48やももクロのコンテンツをネットで楽しんでいた程度のライトなアイドルファンだった自分にとって、それは大きな出来事でした。30分ほどで劇場公演を観に行けるのです(実際は博多駅から劇場までかなりの距離がありもっと時間はかかるのですが)。行ってみるしかありません。
そんなわけで時々福岡へ行くようになり、気づけばHKT48以外の福岡のアイドルグループも面白くなってきて、行く回数が増えていきました(天神が拠点のLinQをよく観に行ってました)。
知り合いもできて、一緒に食事や飲みに行ったりする機会も増え、さらに福岡が身近な街になっていきます。
しかし、やはりアイドルを観に行くことがメインで通っていたので、自分の中でのアイドルブームが落ち着くとともに、行く回数は次第に減っていきました。
最近は旅行や食事のほうに娯楽予算を使うようになり、福岡に行くと言っても福岡空港に直行することがほとんど。街中をめぐったりすることは本当に少なくなってしまいました。
時々懐かしくなって、あの頃のようなことをしたくなります。タワレコでインストア観て、キャナルシティでフリーライブ観て、市役所前広場の出店で食事して、ビブレホールでイベント観て、ラーメン食べて帰る、そんな一日が懐かしい。
まねきケチャとカーラヌカン
先週の日曜日、当初の予定が空いたので、どこかへ行こうと調べていたら、博多でまねきケチャのインストアライブがあるとの情報を発見。まねきケチャといえば、最近のアイドルの中では特に気に入っているグループのひとつで、しっかり歌えるボーカルの個性と一貫したグループ独自の楽曲カラーがあり、メンバー全員ルックスレベルも高すぎる5人組です。これは久々にアイドルを観に行くのも良さそうです。
さらに、2年前に沖縄に行った時に偶然ヒロイン役の公開オーディションを見ることができた映画『カーラヌカン』がついに公開となり、キャナルシティの映画館で上映されているとのこと。オーディションを見て「この子が選ばれるといいな」と思っていた子が選ばれたことに加え、沖縄・八重山諸島を舞台にしたストーリーということで、ずっと気になっていたのです。時間を調べると、丁度まねきケチャのインストア1部と2部の合間に観に行けるスケジュール。これはもう「行け」ということでしょう。
というわけで、久々に純粋な休日を楽しむために福岡へと向かったのでした。
まずは13時から博多駅横のマルイの6FにあるHMV&BOOKS HAKATAにてまねきケチャ。4月リリースのアルバムを予約して、整理券とチェキ券を手に入れました。
博多のHMVにはインストアライブ専用のスペースがありますが、そこに入りきらないほどの超満員で、入場時の整理番号から推測するに180〜200人くらいの集客。大音量も声出しも全然OKなので、普通にライブハウスのような盛り上がりでした。
人気曲「冗談じゃないね」ほか4曲を披露。フォーク調の「ハリネズミの唄」という曲がとても素晴らしくて感動しました。
1部が終わってすぐに移動開始。キャナルシティまで歩いて向かいます。あぁ懐かしいこの感じ。
『カーラヌカン』は、とにかくもう八重山最高というか、青い海と島の空気に包まれる美しい映像。ストーリーは説明的な要素控えめで、神秘と日常が交錯する。どことなく昔のフランス映画のような作りで好みは分かれそうですが、個人的には大いに楽しめました。
頭の中がすっかり沖縄になったところで、再びHMVに急いで戻ってまねきケチャ第2部。すでに超満員だったので後ろのほうで観覧。さっきとは衣装も変わり、一番の代表曲にしてアイドル楽曲史に残る名曲「きみわずらい」も聴けて大満足でした。
そして特典会。アルバム予約特典の集合チェキは、単に囲まれるだけかと思いきや隣に座るメンバーを選べるとのことで、中川美優さんでお願いしました。酒好きで声が特徴的な面白い子ですが、近くで見ると本当にちょっと現世を超越した感じの可愛さなのです。
チェキを撮るのも去年の8月ぶり。昔は年に20枚とか普通だったのに……記念すべき今年初チェキでした。たまにはいいものです。チェキはいいものだ。チェキはいいぞ。
博多の沖縄「あだん」
楽しんだ後には打ち上げが必要です。頭の中はまだまだ沖縄なので、ここは沖縄料理で締めたいところ。そういえばマルイ(KITTE)の9Fレストラン街に「あだん」という沖縄料理屋があったのを思い出して、行ってみました。
綺麗で洒落た都会的な内装ですが、静かに沖縄民謡が流れる店内。ゴーヤーチャンプルー定食をいただきました。じゅーしー、もずくなどが付いて980円。
泡盛なども置いてあり、23時まで営業しているようなので福岡に泊まるときなどはゆっくり飲みに来ても良いかもしれません。那覇空港の国際線ターミナルにも店舗がある模様。
このまま熊本に帰らず福岡空港から那覇へと飛び立ちたい勢いでしたが、明日は平日ということで、コーヒーを飲んで帰りました。
これぞ完全な日曜日。福岡はやっぱり楽しいところです。