2018年によく聴いたアルバム20選(ジャンル関係なし)
2019.01.27
すっかり遅くなりましたが、2018年の振り返りです。気に入った、よく聴いた、良かったアルバムを20タイトル選びました。
ブラジル音楽編は別記事で選んだので、ここではブラジル以外の全ジャンルから選んだものです。
2018年によく聴いたアルバム15選(ブラジル音楽編)
順位はなんとなくのイメージで「全てが同じタイミングでリリースされていたなら聴いた回数ではこの順番になっただろう」という予想です。
Contents
- 1. Kamasi Washington “Heaven and Earth”
- 2. Chancha Vía Circuito “Bienaventuranza”
- 3. Kali Uchis “Isolation”
- 4. Hailu Mergia “Lala Belu”
- 5. The Internet “Hive Mind”
- 6. Melody’s Echo Chamber “Bon Voyage”
- 7. Primaly & Anda “Do worry Be happy”
- 8. ネーネーズ “MAPAI”
- 9. Angèle “Brol”
- 10. Sons of Kemet “Your Queen Is a Reptile”
- 11. Zanmari Baré “Voun”
- 12. 洪安妮 “我喜歡你”
- 13. Grand Corps Malade “Plan B”
- 14. GTB “大香港精神”
- 15. Vaudou Game “Otodi”
- 16. Bolbbalgan4(赤頰思春期) “Red Diary Page. 2”
- 17. Pocket Dragon “Tide”
- 18. Juliette Armanet “Petite amie”
- 19. LA PINGOS ORQUESTA “Musica para Domar Monstruos”
- 20. Plastic Plastic “Anything Goes”
- まとめ
1. Kamasi Washington “Heaven and Earth”
ロサンゼルス出身のサックス奏者 Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)のフル・アルバムとしては2作目。
壮大で優美でパワフルで繊細で刺激的で大作映画のよう。「The Space Travelers Lullaby」、眠る前に何度聴いたことでしょう。
アルゼンチンのプロデューサー Chancha Vía Circuito(チャンチャ・ビア・シルクイト)のフルアルバム4作目。南米フォルクローレのエレクトロニック再構成という感じ。あまり普段チェックしないエリアですが、偶然見かけたジャケットがあまりにも良くて聴いてみたら内容も最高でした。こちらも就寝時によく聴いたアルバム。よく眠れます。
3. Kali Uchis “Isolation”
コロンビア出身でアメリカで活動する女性シンガーソングライター Kali Uchis(カリ・ウチス)のファースト・フル・アルバム。レトロでメロウなファンクとソウルでしっかり最新ポップしている感じが超素敵。全体的にエコー深めで風呂にもよく合う心地よさ。
4. Hailu Mergia “Lala Belu”
エチオピアの鍵盤奏者 Hailu Mergia(ハイル・メルギア)の15年ぶりの新作アルバム。レトロでジャジーなグルーヴの上を漂うオルガンやアコーディオンの音色。幻惑的浮遊感で気持ちよく酔えます。
5. The Internet “Hive Mind”
ロサンゼルスのバンド The Internet(ジ・インターネット)の4作目。軽やかにファンキーで踊れる要素が強まり、でもやっぱりメロウな気持ちよさが一番の好きポイント。
6. Melody’s Echo Chamber “Bon Voyage”
フランスの女性シンガーソングライター Melody Prochetによるソロプロジェクト Melody’s Echo Chamber(メロディーズ・エコー・チャンバー)の2作目。美メロ満載な60年代風サイケデリック・ポップでこういうのは昔から無条件で好き。90年代のカヒミ・カリイやステレオラブを思い出したり。ゲンスブール「メロディ・ネルソン」的なフレンチ感もしっかりある。
7. Primaly & Anda “Do worry Be happy”
韓国のプロデューサー Primary(プライマリー)と女性歌手 Anda(アンダ)によるコラボEP。ドリーミーながらもクールなシンセ・ポップが気持ちよくて何度もリピートしました。
8. ネーネーズ “MAPAI”
沖縄の女性ボーカルユニット ネーネーズ、3人編成になって初めてのアルバム。書き下ろしの新曲集で、独自の現代沖縄ポップスになっています。メンバーのりーえーネーネーが作詞・作曲の才能を発揮して3曲を手がけている点にも注目。BEGINの島袋優氏提供の「若夏ジントーヨー」は泣ける名曲。
9. Angèle “Brol”
ベルギーの女性シンガーソングライター Angèle(アンジェル)のファースト・アルバム。毒気とユーモアと知性とジャジーでポップなセンスにHIPHOPを少々。そして可愛い。
10. Sons of Kemet “Your Queen Is a Reptile”
ロンドンのサックス奏者率いるグループ Sons of Kemet(サンズ・オブ・ケメット)。部族の儀式を思わせる迫力の太鼓にジャズやレゲエや様々な民族音楽要素が混ざり合って炸裂する熱い演奏。インパルスのロゴが音とジャケットにハマりすぎでかっこいい。
11. Zanmari Baré “Voun”
レユニオン島の伝統音楽「マロヤ」を現代に伝える男性歌手 Zanmari Baré(ザンマリ・バレ)の2作目。ほぼ打楽器と声による素朴な美しさと力強さ。ブラジル北東部ものに通じる雰囲気もあったりして興味深く聴けます。
12. 洪安妮 “我喜歡你”
台湾の女性フォーク歌手 洪安妮(ホン・アンニ/ANNI HUNG)のデビュー・アルバム。穏やかに爽やか系。派手すぎないストリングスなどポップな味付けもちょうど良い感じ。
13. Grand Corps Malade “Plan B”
フランスのポエトリー・リーディング(SLAM)・シーンを代表する Grand Corps Malade(グラン・コール・マラード)の6作目。言葉わからなくても声だけで聴かせられる人。今回はあの独特の低音ボイスで普通に歌も歌ってて味わい深みがすごい。
14. GTB “大香港精神”
香港インディー・ポップ・シーンの女性アーティスト二人(SerriniとYeung Tung 楊彤)によるラップ・ユニット(?)GTBのデビュー作。タイトルもビジュアルもチープな音もいろいろ強烈で、言葉の響きも相まって謎の中毒性があります。
15. Vaudou Game “Otodi”
トーゴ出身のメンバーを中心にしたフランス拠点のアフロ・ファンク・バンド Vaudou Game(ヴォードゥ・ゲーム)。直球で「アフロでファンクだなあー」というわかりやすさ。何も考えずに楽しめます。
16. Bolbbalgan4(赤頰思春期) “Red Diary Page. 2”
韓国の女性二人組インディー・ポップ・ユニット Bolbbalgan4(赤頰思春期/ボルパルガンサチュンギ)。爽やかで軽やかで、今っぽいフロウも韓国らしい美麗メロディーもあって夏でした。
17. Pocket Dragon “Tide”
ロンドンのジャズ・ファンク・バンド Pocket Dragon(ポケット・ドラゴン)。何で知ったのか思い出せない……気持ち良い音で気づいたら再生回数上位に入ってました。
18. Juliette Armanet “Petite amie”
フランスの女性シンガーソングライター Juliette Armanet(ジュリエット・アルマネ)のファースト・フル・アルバム。ケイト・ブッシュ~ミレーヌ・ファルメール的なヴォーカルと80年代シネマチックな楽曲が個人的にたまらない感じ。
19. LA PINGOS ORQUESTA “Musica para Domar Monstruos”
メキシコのジャズ・ミクスチャー・バンド LA PINGOS ORQUESTA(ラ・ピンゴス・オルケスタ)。バルカン半島~ジプシー・ブラス的なレトロな哀愁とロックな爆裂感が絶妙なバランスで面白いです。
20. Plastic Plastic “Anything Goes”
タイのインディー・ポップ兄妹ユニット Plastic Plastic(プラスティック・プラスティック)のおそらくセカンド・アルバム。ベッドルーム系のマジカルな箱庭ポップ。トイ感ある可愛らしいサウンドに、東南アジアらしい甘いグッドメロディー満載。
まとめ
ブラジル音楽編のほうでも書きましたが、引っ越して生活スタイルが変わって、音楽を聴くのがほぼ夜か休日になっているので、そういったタイミングに合うものばかり聴いていた気がします。
重要キーワードは「寝る前」と「風呂」……で、そのどちらかに合うものは高評価になる傾向。激しいものや尖ったものはあまり聴かなくなったなという実感があります。
音楽趣味は生活を映す……。
2019年も実りの多い年になりますように。
2018年によく聴いたアルバム15選(ブラジル音楽編)